11月2日(金)と3日(土)の2日間、日吉キャンパス協生館にて、大学院メディアデザイン研究科(以下KMD)主催「KMD Forum2018」が開催されました。設立10年を迎える今年は、KMDの様々な旅(Journey)をテーマとして、KMDのこれまでの歩みと、KMDの中核を成す「リアルプロジェクト」の研究成果が発表され、1100名以上もの来場者がありました。
フォーラムでは、11月1日に三田キャンパスにおいて慶應義塾大学名誉博士称号を授与されたIDEO 社CEOティム・ブラウン氏による「A New Age of Design―How might we design differently in the future?―」と題した基調講演に始まり、KMDの次の10 年について計画を発表するトークセッションを含む計4つのセッションが行われました。また、学生たちによる研究成果発表のパネル展示やデモンストレーションのほか、子どもを対象とした「ワークショップコレクションミニ」や、受験生を対象とした説明会も開催されました。
2008年の設立以来、KMDは、実践の場であり、学術的・理論的探求の場でもある「リアルプロジェクト」をカリキュラムの軸に据えています。社会が直面する課題に対し、大学の内外を問わず連携し、具体的な成果を追求していくKMDのこれからの10年に期待を寄せる2日間となりました。