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第699回三田演説会「『唾液で癌診断』から『人工クモ糸』まで~慶應鶴岡キャンパスの挑戦~」開催

 
2014/12/05  慶應義塾

11月28日(金)、三田演説館にて、慶應義塾の伝統行事である三田演説会が開催されました。第699回となる今回は冨田勝 先端生命科学研究所所長が、「『唾液で癌診断』から『人工クモ糸』まで~慶應鶴岡キャンパスの挑戦~」というテーマで講演を行いました。

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)は、2001年慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパスに開設され、14年目を迎えました。冨田教授は、先端生命科学研究所の研究から生まれたバイオベンチャーであるヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(HMT)、「人工クモ糸」繊維を事業化したスパイバー株式会社を紹介するとともに、鶴岡タウンキャンパスで行われているさまざまな研究について言及しました。
冨田教授は、鳥居塾長(当時)に先端生命科学研究所開設を一任された際に、「世界が振り向く研究所」を合言葉としていたことを明かし、地方から日本を変えるという自負を持ち進めてきたバイオキャンプ、特別研究生などの試みを紹介。さらには鶴岡市との連携にふれ、先端生命科学研究所の取り組みが地域への貢献として目に見えやすく、大変やりがいがあるとして、鶴岡市に謝意を表しました。
最後に冨田教授は、福澤諭吉の「国を支えて国に頼らず」、庄内地方につたわる「花よりも根を養う」という二つの言葉を引用し、失敗を恐れず新しいことに取り組もうとする若者を輩出していきたいと高らかに宣言し、講演を締めくくりました。
場内は拍手につつまれ、活発な質疑応答が行われました。
会場の三田演説館
▲会場の三田演説館
講演する冨田勝教授
▲講演する冨田勝教授

演説の様子
▲演説の様子
資料を見る聴講者
▲資料を見る聴講者

撮影:井上 悟