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福澤先生ウェーランド経済書講述記念講演会開催

 
2014/05/16  慶應義塾

戊辰戦争のさなかの慶応4年5月15日、江戸中が騒然とする中、福澤先生は動ずることなくいつものようにフランシス・ウェーランドの新著を講述し、学問研究の一日もゆるがせにできないことを塾生に示しました。慶應義塾ではこれを記念し、5月15日を「福澤先生ウェーランド経済書講述記念日」として毎年記念講演会を開催しています。

今年も5月15日(木)、三田演説館にて、駒形哲哉経済学部教授により、「中国経済を考える—『社会主義市場経済』は続くのか」という演題で講演会が行われました。

駒形教授は、中国における1992年以降の経済成長を、外資投資、輸出の増加に加え、国際環境、中国国内改革、「社会主義市場経済」の仕組みなどの視点から解説しました。その上で、「社会主義市場経済」の継続には右肩上がりの経済成長が必要であるが、資金循環の是正などの要素も重要であると論じました。

当日は朝まで降っていた雨も上がり、演説館は立ち見が出るほど集まった聴講者が熱心に講演を聴いていました。講演終了後は、福澤先生の生きた激動の時代に思いを馳せ、重要文化財である演説館の写真を撮る姿も見られました。

なお、講演録は慶應義塾機関誌『三田評論外部サイトへのリンク』7月号に掲載予定です。
会場の三田演説館
▲会場の三田演説館
講演会の様子
▲講演会の様子

講演する駒形哲哉教授
▲講演する駒形哲哉教授
熱心に耳を傾ける聴講者
▲熱心に耳を傾ける聴講者

撮影:竹松 明季