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坂井音重氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式、記念講演会開催
2013/07/09 慶應義塾
7月8日(月)午後1時30分より、三田演説館にて、能楽師・坂井音重氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式が行われました。日本人への慶應義塾大学名誉博士称号の授与は、1983年以来30年ぶり6人目となります。
坂井氏は、無形文化遺産である能楽の継承者として長年にわたり卓越した活動を続け、日本の文化交流の発展に大きく寄与され、また能楽を通じて慶應義塾をはじめ日本の教育界の人材育成に多大なる貢献を果たしてきました。そうした功績を高く評価し、名誉博士の称号を授与することになったものです。
授与式では、ワグネル・ソサィエティーが塾歌を歌うなか、坂井氏が入場し、石川透文学部教授の司会のもと、関根謙文学部長が推薦文を朗読しました。続いて、清家篤塾長が坂井氏に名誉学位記を授与し、式辞を述べ、それに応えて坂井氏が挨拶を行いました。
閉式後、北館ホールにて、坂井氏の活動をまとめたDVD上映と「能と私」と題した記念講演会が行われました。講演会では、幼少期の思い出や能への思い、国内外での公演のエピソードを交えて講演し、来場者は熱心に耳を傾けていました。
坂井氏は、1939年(昭和14年)に東京に生まれ、1964年(昭和39年)慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
3歳で初舞台を踏み、8歳の時『経正』で初シテ(主役)を務めました。以後、観世流能楽師として、六百年以上にわたって継承された能を正しく現代に息吹かせようと常に日本演劇界の第一線に立ってきました。その活動は国内にとどまらず、中国、フランス、アメリカ、ロシアにおいても公演を行いました。
坂井氏は、無形文化遺産である能楽の継承者として長年にわたり卓越した活動を続け、日本の文化交流の発展に大きく寄与され、また能楽を通じて慶應義塾をはじめ日本の教育界の人材育成に多大なる貢献を果たしてきました。そうした功績を高く評価し、名誉博士の称号を授与することになったものです。
授与式では、ワグネル・ソサィエティーが塾歌を歌うなか、坂井氏が入場し、石川透文学部教授の司会のもと、関根謙文学部長が推薦文を朗読しました。続いて、清家篤塾長が坂井氏に名誉学位記を授与し、式辞を述べ、それに応えて坂井氏が挨拶を行いました。
閉式後、北館ホールにて、坂井氏の活動をまとめたDVD上映と「能と私」と題した記念講演会が行われました。講演会では、幼少期の思い出や能への思い、国内外での公演のエピソードを交えて講演し、来場者は熱心に耳を傾けていました。
坂井氏は、1939年(昭和14年)に東京に生まれ、1964年(昭和39年)慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
3歳で初舞台を踏み、8歳の時『経正』で初シテ(主役)を務めました。以後、観世流能楽師として、六百年以上にわたって継承された能を正しく現代に息吹かせようと常に日本演劇界の第一線に立ってきました。その活動は国内にとどまらず、中国、フランス、アメリカ、ロシアにおいても公演を行いました。

▲清家塾長より名誉学位記の授与

▲坂井氏の挨拶

▲DVDの上映

▲記念講演会

▲懇談の様子

▲三田キャンパスを歩く坂井氏と清家塾長
撮影:石戸 晋