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福澤先生ウェーランド経済書講述記念講演会開催

 
2013/05/16  慶應義塾

戊辰戦争のさなかの慶応4年5月15日、江戸中が騒然とする中、福澤先生は動ずることなくいつものようにフランシス・ウェーランドの新著を講述し、学問研究の一日もゆるがせにできない事を塾生に示しました。慶應義塾ではこれを記念し、5月15日を「福澤先生ウェーランド経済書講述記念日」として毎年記念講演会を開催しています。

今年も5月15日(水)、三田演説館にて、吉野直行経済学部教授により、「日本経済を取り巻く金融環境の変化と景気回復のための財政金融政策」という演題で講演会が行われました。

吉野教授は、日本経済の取り巻かれている状況を、金融政策、財政政策、為替の動きを中心に解説し、これからの日本が必要とする経済政策について、金融・財政政策の側面から具体的な事例や提案などを挙げながら論を展開しました。さらに、アジアの金融市場についても言及し、日本のアジアにおける金融面での役割について考察を述べました。

当日、演説館は満席になり、近日関心を集めているアベノミクスやユーロの金融危機の話題にも触れた講演は、聴講者にとって興味深かったようで、皆熱心に耳を傾け、講演後の質疑応答も活発に行われました。

講演終了後は重要文化財である演説館をカメラに収める姿も数多く見られました。

なお、講演録は慶應義塾機関誌『三田評論外部サイトへのリンク』7月号に掲載予定です。
講演会の様子
▲講演会の様子
講演する吉野教授
▲講演する吉野教授

熱心に耳を傾ける聴講者
▲熱心に耳を傾ける聴講者
三田演説館
▲三田演説館

撮影:石戸 晋