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第695回三田演説会「恕して『医』を行う -未だロウアウトならず-」開催

 
2012/12/13  慶應義塾

12月11日(火)、義塾の伝統行事である三田演説会が三田演説館で開催されました。第695回となる今回は、慶應義塾大学医学部三四会長の比企能樹氏が第695回三田演説会「恕して『医』を行う -未だロウアウトならず-」というテーマで講演を行いました。

ロウアウトとはボートを漕ぐ(row)ときの精神を表す言葉で、レースでフィニッシュまで全力を尽くすことです。

比企氏は、講演の前半で内視鏡の歴史に触れたのち、今日の内視鏡による胃癌の切除方法について図や写真を用いて詳しく説明し、胃癌の早期発見・治療の大切さについて述べました。また、講演のテーマである「恕して『医』を行う」について、「1.医療とは連携し、相手の意見を尊重すること、2.患者に接するとき、優位に立つことなく、同じ目線に立つこと」であると述べました。
後半は、慶應義塾大学医学部在学中に所属していた体育会端艇部と1956年のメルボルンオリンピック出場について語り、全日本選手権予選大会で京都大学から借りたオールを慶應カラーにペンキで塗り替えたエピソードには、会場が笑いに包まれました。また、オリンピック代表権をかけて行われた決定戦は、実際の映像を流し、いかに接戦であったかを紹介しました。比企氏は、端艇部の活動やオリンピック出場から得たものは「友」であると述べ、ロウアウトに向けてこの道を歩みたいと締め括りました。

この講演の内容は、慶應義塾機関誌『三田評論』外部サイトへのリンクに今後掲載される予定です。
三田演説館
▲三田演説館
会場の様子
▲会場の様子

講演する比企能樹氏
▲講演する比企能樹氏
熱心に聞き入る聴講者
▲熱心に聞き入る聴講者

撮影:石戸 晋