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第692回三田演説会「慶應義塾のスポーツ医学-社会を先導する役割-」開催

 
2011/07/15  慶應義塾

山崎元慶應義塾大学名誉教授による第692回三田演説会が、7月13日(水)に三田演説館で開催されました。

三田演説会は、慶應義塾の創設者福澤諭吉を中心とした義塾の先進者たちによって、演説、討論の練磨の場として明治7(1874)年6月27日に発足したもので、翌年には、そのための場所である三田演説館(重要文化財)も完成しました。以来、教育・文化・芸術から政治・経済・科学技術に至るまで、様々な分野のテーマで原則として毎年春秋の2回行われ、今回で第692回を迎える義塾の伝統行事となっています。

山崎名誉教授は、1989年の慶應義塾大学スポーツ医学研究センター開設に携わり、以後同センター教授・所長として慶應義塾におけるスポーツ医学の臨床・教育・研究に尽力しました。

講演で山崎名誉教授は、当時の石川忠雄塾長の「これからの慶應に必要な分野の一つはスポーツ医学である」という言葉を受け、日本における草分けとしてセンターの構想・開設準備を始めたと語りました。スポーツ医学とは、スポーツ選手の傷害の治療と予防、競技力の向上といった面にとどまらず、一般の人々の肥満や生活習慣病の治療と予防など幅広い領域にわたる学問であることを、具体例を挙げて説明しました。またセンターの活動として、大相撲全力士を対象に突然死予防のための心臓検診を行った実績などを紹介しました。締めくくりに、慶應義塾の一貫教育や体育会にも深くかかわってきた経験をふまえて、「まず塾生たれ」「文武両道」などのモットーを紹介し、塾生のスポーツと教育への思いを語りました。

この講演の内容は、慶應義塾機関誌『三田評論』外部サイトへのリンクに今後掲載される予定です。
講演する山崎元名誉教授
▲講演する山崎元名誉教授
熱心に聴き入る聴講者
▲熱心に聴き入る聴講者

会場の様子
▲会場の様子
会場の三田演説館
▲会場の三田演説館

撮影:石戸 晋