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理化学研究所と連携・協力の推進に関する基本協定書を締結

 
2008/12/12  慶應義塾

慶應義塾大学と独立行政法人理化学研究所は、12月10日、理化学研究所東京連絡事務所(東京都中央区丸ノ内)にて、人間知性の解明研究など学部・組織を横断した研究の実施、国際的人材育成のハブ機能の構築などに関して協力関係を目指し、包括的な連携関係を構築することで基本協定書を締結しました。

慶應義塾大学は人文・社会・科学系から理工学系、医学系に至る広範な分野の教育、研究面で、理化学研究所(野依良治理事長)は物理学、化学から、最近では脳科学、植物学など広範なライフサイエンス分野に至る基礎研究面で共に日本、世界をリードしてきました。
両者は共に長い伝統の中で、幾多の有為な人材を世に送り出し、世界をリードする数々の優れた研究成果をもって社会に貢献してきました。また、両者は数多くの先端的な共同研究のパートナーとして、優れた実績を残しています。
異なった立場で日本を代表する二つの組織が、「世界を先導する知性の創造」を合言葉に、長期的な展望のもとに包括的な連携を進めます。
包括的な連携とは、双方の構想力と組織力を活かして、学問領域内の連携を超えて、総合性がもたらす新しい価値を創造することを目指す、奥行きの広い連携を意味しており、二つの組織の違いを互いにわきまえつつ、それを乗り越える相互理解と使命の共有を進め、果てしない知の限界に挑戦していきます。

会見では、安西塾長が「創立150年を迎え、オープンでグローバルな大学を目指すために、総合大学と研究所が連携する意義は大きく、世界レベルの研究者を育成し、活躍させたい」と本連携への期待を述べ、野依理事長からは「あらゆる課題についてオープンイノベーションが必要とされる今、研究・教育の分野において協力関係を築き、双方が2人前以上の力を持って、かけ算の効果を期待したい」と抱負が語られました。
今後は、教育・研究分野において連携することで、互いの活動を推進してゆくとともに、両組織の運営基盤の強化を図るため、事務部門における連携も視野に入れ、組織力の強化を図っていくことになります。
野依良治理事長と安西祐一郎塾長
▲野依良治理事長と安西祐一郎塾長
会場の様子
▲会場の様子

撮影:井上 悟