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講演概略
刑法は、世紀の変わり目に差しかかる頃から、「変革の時代」と呼ぶにふさわしい激動期を迎えるに至った。刑法もまた、社会と時代環境の変化に対応して変わらねばならない。しかし、たとえ社会が変わろうと動かしてはならないものもまた存在する。刑法における「変わるべきものと動かしてはならないもの」について論じたい。
講師紹介
<略歴・役職・受賞>
1956年2月 東京に生まれる、1978年3月 慶應義塾大学法学部法律学科卒業、1989年10月 法学博士(ケルン大学)。現在 慶應義塾大学名誉教授、中央大学大学院法務研究科教授。学外における役職として、日本刑法学会常務理事(理事長代行)、国際刑法学会理事、司法研修所参与、フンボルト財団学術参与など。過去には、慶應義塾常任理事、日本学術会議会員、宗教法人審議会会長、司法試験考査委員等を務めた。2006年にシーボルト賞(フンボルト財団)、2009年に名誉法学博士号(ザールラント大学)およびザイボルト賞(ドイツ研究振興財団)、2012年に名誉法学博士号(エアランゲン大学)、2015年にドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を授与される。