塾_328号
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メディアデザイン研究科わ教うリヒメ5塾 AUTUMN 2025NO.328      南澤孝太教授は、日本政府出展事業ちの、あいだに﹂をまとめたメンバーの一人です。今回の万博では﹁フューチャーライフエクスペリエンス︵FLE︶﹂の﹁ムーンショットパーク~見て!触れて!感じる!新・未来~﹂において、7月験型の企画を展示しました。南澤教授がプロジェクトマネージャーを務める内閣府/JSTムーンショット型研究開発事業・目標1﹁身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発﹂の成果を、一般の来場者にもわかりやすいカタチで見て、触れて、体感してもらいました。﹁サイバネティック・アバター﹂とは、アバター︵分身︶ロボットを操作したり、他人の技能をデジタルの力で共有可能にする技術。会場で来場者を出迎えたのはアバターロボット﹁OオriHime﹂です。OriHimeたちは2021年に東京・日本橋にオープンした﹁分身ロボットカフェ客スタッフ︵パイロット︶で、全国各地の自宅にいながら交代でアバターロボットによる接客を担当しました。﹁OriHimeたちとお話ししていただければわかる通り、ロボットの向こう側にはAIではなく生身の人間がいます。パイロットたちは難病や障害などさまざまな理由で外出が困難ですが、アバターを通してコミュニケーションや外出の喜びを味わうことができています。目が悪い人がメガネをかけるように、サイバネティック・アバター=﹃もう一つの身体﹄を当たり前のように使って誰もが活躍できる社会を生み出すことが私たちの研究目標です﹂と南澤教授は話します。会場では、OriHimeのほか、身体が動かなくても脳波で操作するロボットアームで日常生活を取り戻す﹁Brain DAWN ver.β﹂で働く接Body Jockey﹂、陶芸などの職人技のデジタル共有、他人の人生経験を自分の身体で経験するメタバースなどの研究が紹介されました。なみ授南み澤ざ孝こ太た︵日本館︶基本構想﹁いのちと、いの﹁Cybernetic being Life﹂と題した体23日から2週間、慶應義塾と大阪・関西万博 ─いのち輝く未来社会のデザイン─O3サ2イ0バ5ネ0テ年ィのッ未ク来・をア見バタ据ーえをた体感

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