塾_328号
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横よ田た絵え理り1こ塾 AUTUMN 2025NO.328      ◉常任理事福澤先生とその門下生たちは、西洋のスピーチ、ディベートを研究し、わが国の「演説」を創始しました。三田演説館は、1875(明治8)年に開館した日本最初の演説会堂です。毎年冬になると自宅に﹃塾﹄が届きます。﹃塾﹄は年4回発行されていますが、そのうち冬号は全塾員に郵送で届けられています。ページをめくりますと、一貫教育校や大学に関連したイベント、塾員の活躍の紹介など、充実した記事がフルカラーで掲載されています。手に取りやすいコンパクトな冊子ですが、義塾全体での活動の様子が生き生きと伝わってきて、ゆっくりこの冊子を読むことがいつの頃からかとても楽しい時間となっています。そしてこのたび、岩谷常任理事から、広報業務を引き継ぎました。広報の範囲は幅広く、本冊子﹃塾﹄や、歴史ある﹃三田評論﹄といった紙媒体に加え、慶應義塾のWebサイトや公式SNSも業務範囲になります。アナログからデジタルまで広範囲におよぶ媒体で、多様なステークホルダーに向けた義塾からの発信業務が担当となります。中でもここ数年間、広報が取り組んでいる大きな業務は、慶應義塾のWebサイトのリニューアルです。これまで慶應義塾は、各一貫教育校、大学の各学部・研究科、各研究所・センターごとに独自にWebサイトを構築してきました。各部門の自立的なWebサイト作りが尊重されてきたわけですが、大きな組織であるがゆえに﹁慶應義塾﹂としての統一感が十分に意識されず、また発信者目線が先だってしまい、ユーザー目線での見やすさなどが幾分後回しにされてきたことに加え、近年セキュリティ上の課題も浮上してきました。これを踏まえ、情報内容についてはこれまで蓄積してきた部門独自のものを生かしながらも、慶應義塾としての共通のフレームワークで各部門の情報をわかりやすく便利に提供できるよう、現在リニューアルを試みています。また塾生自身が取材し作成する﹁Keio LIFE﹂も新たに登場します。慶應義塾と塾員とをつなぐものはたくさんあります。かつての学びの時間や学び舎での思い出に加え、﹃塾﹄などの冊子や慶應義塾Webサイト、公式SNSからの情報も塾員と慶應義塾を末永くつなぐ大切なものと考えております。塾員・塾生の多様な活動を情報共有するため、広報の在り方も今後模索してまいります。演説館多様なステークホルダーに向けた慶應義塾の広報

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