き塚大起塾 SUMMER 2025NO.327石「学生監督」として志木高校の硬式野球部を率いる32「今年は悔しい結果が続いている」と話すが、チームの雰囲気は明るい山腰修三ゼミに所属、「卒業後の進路は目下悩み中です」君 法学部政治学科3年い しづ かだ い監督就任1年目から共に過ごした3年生と(最前列中央)ポートレート母校である慶應義塾志木高等学校の硬式野球部監督に就任したのは、大学1年の秋。プレーヤーへの未練も前例のない抜擢への不安も、「恩返しができるなら」と断ち切った。朝練を含め週5~6日は志木に通う多忙な日々を、楽しげに駆け抜ける。「年齢差がほぼないので選手との距離が近く、プレーをやってみせながら指導することもできる。選手もコーチも監督も、試行錯誤しつつ一緒に成長しているチームです」。挨拶や掃除、グラウンドの整備といった「人としての振る舞い」を重んじる姿勢は、柴田康男前監督からの徹底した指導の賜物。「先生の教えを自分なりに咀嚼し、次の代に伝えていけたら」。全国高等学校野球選手権埼玉大会は目前だ。「一日でも長く皆と野球ができるよう頑張ります!」
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