塾_326号_春
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私たちが学生生活を通して考えた卒業後の未来。ついて悩むことになりました。生出 いことは決まっていました。中学、高校と部活動でミュージカルに取り組んで、それがとても楽しくて﹁舞台の仕事﹂を目指していたのです。日本は欧米に比べるとミュージカルはややマイナーなジャンルだという課題感があり、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。音楽大学への進学も考えたのですが、最終的には舞台に関わるにしても、将来の選択肢がより多様になると考えてSFCの環境情報学部に入学しました。中高一貫校でずっと同じ友人たちと過ごしたこともあり、新しい出会いと自分自身の視野を広げることを求めていました。在学中は﹁SFC七夕祭﹂の実行委員会の仕事を通してイベント企画・制作に携わる一方、研究室では﹁観光マーケティング﹂について研究し、演劇やミュージカル以外の分野についても知見を得ることができました。池田 高校時代は数学が苦手だったので文系学部に進学することは決めていました。もともと﹁人﹂に興味があったので当初は文学部を考えていたのですが、母と将来の話をしていて﹁公務員に向いていると思うよ﹂と背中を押されたこともあり、考えた末に法学部﹁自分は何がやりたいのか﹂と進路に私は大学入学時から将来やりたこの春、新たな道を歩む塾生による座談会──皆さんは大学に入学して、学生生活を送る中で卒業後の進路をどのようにイメージされていましたか。山田 入学時ははっきりした卒業後の進路についてイメージはありませんでした。それどころか大学入試にあたって文系か理系かも迷っていたぐらいです。最終的に理工学部に決めたのは受験科目が文系より理系の方が得意だからでした。卒業後の進路は大学院進学が多いですがその道は考えておらず、こうだた山田晃汰君4塾 SPRING 2025NO.3264月から民間企業、公務員、大学院生として新たなスタートを切る3人に、それぞれの進路選択や就職活動について聞きました。デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社内定。理工学部では医療用レーザーの研究に取り組む。3年次にはマーケティング支援企業でインターンシップを経験。(所属学部学科・学年は、2025年2月取材時のもの)理工学部物理情報工学科4年やま

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