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第15回慶應医学賞授賞式開催

 
2010/12/01  慶應義塾

11月29日午後2時より、信濃町キャンパスの北里講堂にて、第15回慶應医学賞授賞式が行われました。

慶應医学賞は、医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後の活躍が期待される研究者を対象に、国内外から広く受賞者を決定しています。1996年より「慶應義塾医学振興基金」によって行われている事業で、過去には本賞受賞者からノーベル賞受賞者を5名輩出しており、国内の他大学において他に類を見ない顕彰制度です。
 
今回の慶應医学賞は「昆虫における自然免疫システムとToll受容体の発見」によってフランス国立科学研究センター細胞分子生物学研究所、仏国ストラスブール大学教授のジュール A. ホフマン博士と「自然免疫システムにおける微生物認識と免疫応答機構の解明」によって大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長の審良静男(あきらしずお)博士が受賞しました。

授賞式に先立ち、慶應義塾大学医学部管弦楽団による演奏があり、和やかな雰囲気の中で授賞式が執り行われました。まず、慶應医学賞審査委員長の岡野栄之教授から、受賞者決定までの学内外83名の審査委員による徹底した議論について報告がありました。次に清家篤塾長からホフマン博士と審良博士にメダルと賞状が授与され、祝辞が述べられました。そして、鈴木寛文部科学副大臣、駐日仏国大使館フィリップ・フォール大使から祝辞が述べられ、最後に、両博士から受賞に対する喜びやこれまでの研究の経緯、研究に関わる方々への謝意が語られ、授賞式は終了しました。

引き続き行われた受賞記念講演会は、末松誠医学部長のあいさつから始まりました。第15回となる本賞を元服になぞらえ、より成熟した賞にしていく決意、さらには本年が北里柴三郎初代医学部長による破傷風免疫抗体の発見から120年の記念の年であること、2017年の医学部100周年に向けた意気込みが述べられました。

ホフマン博士は、受容体分子Tollが微生物に対するセンサーとなり、シグナル伝達経路を活性化し抗菌ペプチドの産生を促進するシステムについて研究の対象としたショウジョウバエから解説し、その後、哺乳動物においてもToll like受容体(TLR)が次々に発見され自然免疫システムの解明の進展について講演しました。

審良博士は、Toll like受容体(TLR)ファミリーのノックアウトマウスの作成と解析を通じて、TLRがどのような病原体成分を認識するのか、また、ウィルスなどもTLRに認識されにくくするために仕組みを持っていることなどについて述べました。

各講演後は活発な質疑応答が行われ、参加した満員の聴衆にとって免疫システムの権威から直接話を聞く貴重な機会となりました。
岡野教授による審査報告
▲岡野教授による審査報告
清家塾長からの祝辞
▲清家塾長からの祝辞

審良博士による記念講演
▲審良博士による記念講演
ホフマン博士による記念講演
▲ホフマン博士による記念講演

撮影:石戸 晋

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