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第13回慶應医学賞授賞式開催
2008/11/27 慶應義塾
第13回慶應医学賞授賞式が、11月21日、信濃町キャンパスの北里講堂で行われました。
慶應医学賞は、「慶應義塾医学振興基金」によって医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後の活躍が期待される研究者を対象に、国内外から広く受賞者を決定しています。過去には、 狂牛病のプリオンを発見したStanley B.Prusiner博士が第1回(1996年)に受賞し、ピロリ菌に対する診断・治療法を確立したBarry Marshall博士が第7回(2002年)に、生きた細胞内のシグナル伝達の可視化と計測技術の開発されたRoger Y. Tsien博士が第9回(2004年)に受賞しており、後にノーベル賞に輝きました。
今回は、「哺乳類の成体脳におけるニューロン新生の生理的役割の解明」の功績によって米国・ソーク研究所教授のFred H. Gage博士、「制御性T細胞の発見と免疫疾患における意義の解明」の功績によって京都大学教授の坂口志文博士が受賞しました。
授賞式ではまず、慶應医学賞審査委員長の岡野栄之教授から、学内外69名の審査員により、多くの研究者を厳正に審査したとの報告がありました。次に安西祐一郎塾長からGage博士と坂口博士にメダルと賞状が授与され、祝辞が述べられました。さらに、玉井日出夫文部科学審議官より塩谷立文部科学大臣の祝辞の代読があり,駐日アメリカ大使館J・トーマス・シーファー大使から祝辞が述べられ、最後に、Gage博士と坂口博士それぞれから受賞に対する喜びや今後の研究活動への決意が語られ式典は終了しました。引き続き行われた受賞記念講演会には、来賓、教職員、学生など約200名が参加し熱心に聴き入りました。
Gage博士は、成体哺乳動物においては、一度損傷を受けると二度と再生しないと信じられてきた中枢神経系において、ヒトを含む哺乳類の成熟脳の特定部位では生涯にわたってニューロン新生が起こっていることを発見しました。講演の中では10年間の研究成果であるニューロン新生モデルを示し、今後の展望として、脳の傷害および疾患の再生医療実現に向けて挑戦し続けていくと述べました。
坂口博士は、免疫系における「自己」、「非自己」の識別、すなわち免疫自己寛容に必須の細胞である制御性T細胞(Treg)について、発見までの経緯、遺伝子レベルでの構造解明、免疫抑制の分子機構、さらには癌や免疫疾患などの治療に関する研究への展望について講演しました。
慶應医学賞は、「慶應義塾医学振興基金」によって医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後の活躍が期待される研究者を対象に、国内外から広く受賞者を決定しています。過去には、 狂牛病のプリオンを発見したStanley B.Prusiner博士が第1回(1996年)に受賞し、ピロリ菌に対する診断・治療法を確立したBarry Marshall博士が第7回(2002年)に、生きた細胞内のシグナル伝達の可視化と計測技術の開発されたRoger Y. Tsien博士が第9回(2004年)に受賞しており、後にノーベル賞に輝きました。
今回は、「哺乳類の成体脳におけるニューロン新生の生理的役割の解明」の功績によって米国・ソーク研究所教授のFred H. Gage博士、「制御性T細胞の発見と免疫疾患における意義の解明」の功績によって京都大学教授の坂口志文博士が受賞しました。
授賞式ではまず、慶應医学賞審査委員長の岡野栄之教授から、学内外69名の審査員により、多くの研究者を厳正に審査したとの報告がありました。次に安西祐一郎塾長からGage博士と坂口博士にメダルと賞状が授与され、祝辞が述べられました。さらに、玉井日出夫文部科学審議官より塩谷立文部科学大臣の祝辞の代読があり,駐日アメリカ大使館J・トーマス・シーファー大使から祝辞が述べられ、最後に、Gage博士と坂口博士それぞれから受賞に対する喜びや今後の研究活動への決意が語られ式典は終了しました。引き続き行われた受賞記念講演会には、来賓、教職員、学生など約200名が参加し熱心に聴き入りました。
Gage博士は、成体哺乳動物においては、一度損傷を受けると二度と再生しないと信じられてきた中枢神経系において、ヒトを含む哺乳類の成熟脳の特定部位では生涯にわたってニューロン新生が起こっていることを発見しました。講演の中では10年間の研究成果であるニューロン新生モデルを示し、今後の展望として、脳の傷害および疾患の再生医療実現に向けて挑戦し続けていくと述べました。
坂口博士は、免疫系における「自己」、「非自己」の識別、すなわち免疫自己寛容に必須の細胞である制御性T細胞(Treg)について、発見までの経緯、遺伝子レベルでの構造解明、免疫抑制の分子機構、さらには癌や免疫疾患などの治療に関する研究への展望について講演しました。
▲Gage博士にメダルと賞状授与
▲坂口博士にメダルと賞状授与
▲Gage博士による記念講演
▲坂口博士による記念講演
撮影:石戸 晋






















