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第12回慶應医学賞授賞式開催
2007/12/05 慶應義塾
第12回慶應医学賞授賞式が、12月4日、信濃町キャンパスの北里講堂で行われました。
慶應医学賞は、「慶應義塾医学振興基金」によって医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後の活躍が期待される研究者を対象に、国内外から広く受賞者を決定しています。過去には、 狂牛病のプリオンを発見しノーベル医学生理学賞に輝いたStanley B.Prusiner博士が第1回(1996年)に受賞し、ピロリ菌に対する診断・治療法を確立したBarry Marshall博士が第7回(2002年)に受賞しています。
今回は、「慢性骨髄性白血病に対する分子標的薬の開発」の功績によってオレゴン保健科学大学教授のBrian J. Druker博士、「エイズ治療薬の開発」の功績によって熊本大学教授の満屋裕明博士が受賞しました。
授賞式ではまず、慶應医学賞審査委員長の岡野栄之教授から、学内外75名の審査員により、多くの研究者を厳正に審査したとの報告がありました。次に安西祐一郎塾長からDruker博士と満屋博士にメダルと賞状が授与され、祝辞が述べられました。さらに、池坊保子文部科学副大臣とJ. Thomas Schieffer駐日米国大使からも祝辞が延べられ、最後に、Druker博士と満屋博士それぞれから受賞に対する喜びや今後の研究活動への決意が語られ式典は終了しました。引き続き行われた受賞記念講演会には、来賓、教職員、学生など約200名が参加し熱心に聴き入りました。
Druker博士は、1900年代に感染症の原因が解明、抗生物質やワクチンによって様々な感染症が完治、予防されていったことを例に、原因がわかれば治療法は見つかる、ただし、現在病気にかかっている人にとっては時間がないので、分子の壊れた部分のみに効く分子標的薬を速やかに開発しなければならない、現在日本人の死因の1位となっている「がん」も感染症のように治療できるようになると述べました。
満屋博士は、エイズが最初に報告されてから現在までに、治療によって、発症してからの生存率が格段に上がっていることを紹介し、20~25種類もある抗ウィルス剤を併用することによって、すでに先進国では「死の病」ではなく治療可能な慢性感染症になっており、これからは治療の容易な感染症となるだろう、今回の受賞は、これから更に研究を続けて強化せよとのことと受け止め、さらに研究に励みたいという講演がありました。
*慶應医学賞の過去の受賞者など詳細は慶應義塾医学振興基金
のサイトをご覧ください。
慶應医学賞は、「慶應義塾医学振興基金」によって医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後の活躍が期待される研究者を対象に、国内外から広く受賞者を決定しています。過去には、 狂牛病のプリオンを発見しノーベル医学生理学賞に輝いたStanley B.Prusiner博士が第1回(1996年)に受賞し、ピロリ菌に対する診断・治療法を確立したBarry Marshall博士が第7回(2002年)に受賞しています。
今回は、「慢性骨髄性白血病に対する分子標的薬の開発」の功績によってオレゴン保健科学大学教授のBrian J. Druker博士、「エイズ治療薬の開発」の功績によって熊本大学教授の満屋裕明博士が受賞しました。
授賞式ではまず、慶應医学賞審査委員長の岡野栄之教授から、学内外75名の審査員により、多くの研究者を厳正に審査したとの報告がありました。次に安西祐一郎塾長からDruker博士と満屋博士にメダルと賞状が授与され、祝辞が述べられました。さらに、池坊保子文部科学副大臣とJ. Thomas Schieffer駐日米国大使からも祝辞が延べられ、最後に、Druker博士と満屋博士それぞれから受賞に対する喜びや今後の研究活動への決意が語られ式典は終了しました。引き続き行われた受賞記念講演会には、来賓、教職員、学生など約200名が参加し熱心に聴き入りました。
Druker博士は、1900年代に感染症の原因が解明、抗生物質やワクチンによって様々な感染症が完治、予防されていったことを例に、原因がわかれば治療法は見つかる、ただし、現在病気にかかっている人にとっては時間がないので、分子の壊れた部分のみに効く分子標的薬を速やかに開発しなければならない、現在日本人の死因の1位となっている「がん」も感染症のように治療できるようになると述べました。
満屋博士は、エイズが最初に報告されてから現在までに、治療によって、発症してからの生存率が格段に上がっていることを紹介し、20~25種類もある抗ウィルス剤を併用することによって、すでに先進国では「死の病」ではなく治療可能な慢性感染症になっており、これからは治療の容易な感染症となるだろう、今回の受賞は、これから更に研究を続けて強化せよとのことと受け止め、さらに研究に励みたいという講演がありました。
*慶應医学賞の過去の受賞者など詳細は慶應義塾医学振興基金
Druker博士にメダルを授与
満屋博士にメダルを授与
Druker博士の記念講演
満屋博士の記念講演
撮影:石戸 晋






















