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平成16年度 塾長賞・塾長奨励賞

 
2005/03/25  慶應義塾

塾長賞・塾長奨励賞は、学術・芸術・社会活動・文化活動などの各分野において、学生の範となる活躍をした塾生を表彰するものです。平成3年度の設置以来、塾生の活躍を広く内外に知らしめる役割を果たしてきました。 今年度の塾長賞は該当者なしとなりましたが、塾長奨励賞には6件13名が選ばれ、3月23日に挙行された卒業式において安西祐一郎塾長より表彰されました。

○塾長賞:該当者なし
 
○塾長奨励賞
受賞者 表彰の趣旨(受賞理由等)
公認学生団体 将棋研究会

阿部広之介君(文学部3年)
井元林太郎君(文学部1年)
齋藤優君(経済学部3年)
神谷崇君(経済学部2年)
森本泰介君(経済学部1年)
小川隆君(法学部4年)
小関健太君(理工学部4年)
第19回全国オール学生将棋選手権団体戦(以下(1))に優勝,第35回全日本学生将棋団体対抗戦(以下(2))では準優勝した。(1)は,全国の広範な地域に亘る中学生から大学生までの学生チームが出場する大会で,今回は全36チーム(大学生25チーム,高校生8チーム,中学生3チーム)が参加,強豪立命館大学に勝利,優勝した。(2)は,大学生が出場する大会としては将棋界で最も権威のあるものであり,そこで準優勝となった。なお,阿部君・井元君は,(2)のみに出場している。

礼節と精神と洞察力を重んずる将棋という伝統ある競技に真摯な努力を重ねた結果としての,全国強豪チームの中でのこれら上位入賞は大きな成果である。
塚本絵美君(医学部6年) 初代培養神経細胞と神経細胞株を用いた実験により,以下に概説する事柄を明らかにした。

(1)初代培養神経細胞と神経細胞株を用い,アミロイド前駆蛋白質APPが抗APP抗体依存的に惹起する神経細胞機序にc-Jun N-terminal kinaseが介在すること。
(2)APPが誘導する神経細胞死にはAPP自身の二量体化が必須であること。
(3)p75ニューロトロフィン受容体がアミロイドβの受容体として機能すること,及びその細胞死機序の詳細な解明。
(4)家族性アルツハイマー病原因遺伝子プレセニリン-1は誘導する神経細胞死機序が同じ遺伝子の変異体でもその変異の位置によって異なること。
(5)p75ニューロトロフィン受容体の細胞内領域に相同性がある新規分子PLAIDOが,p75ニューロトロフィン受容体と結合し,前述のアミロイドβシグナルをp75ニューロトロフィン受容体とは独立に惹起し,神経細胞死を誘導すること。

以上に関する研究論文が,国際一流紙「Journal of Neurochemistry」に2報,「Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics」に1報及び「Journal of Neuroscience Research」に2報と,計5報発表されている。これらの論文に示す成果は,アルツハイマー病の発症機序とその治療法の開発に新たな視点を与えるものとして国内外から高く評価されている。医学部教育カリキュラム「自主学習」とその後の自主的な研究等に基づくこれらの業績は,義塾の誇りとするところである。
池田祥子君(総合政策学部4年) 湘南藤沢キャンパス(SFC)において「第1回バリアフリースポーツ大会」(2004年11月13日(土)開催)の企画立案・運営を行った。大会には約 100名(障害者・藤沢市民・SFC生)が参加し,地域との交流を深めた。各種一般紙(朝日・読売・毎日・神奈川の各新聞)にも開催案内と実施に関する報告記事が掲載されるなど,学生が主体となった行事として社会的にも高い評価を受けた。これら大学と地域社会との交流に向けた努力と成果が高く評価され、今回の受賞となった。
村上真莉君(環境情報学部3年) パーラメンタリーディベート大会として,日本で学生が出場する大会では最大規模であるThe 6th JPDU Tournamentに優勝,Best Speaker(個人成績1位)となった。また,Easter Debating Intervarsity Tournamentに日本代表として出場,日本英語交流連盟大学対抗英語ディベートでも準優勝した。パーラメンタリーディベートとは,議題発表からディベート開始までわずか20分で行われ,その短い時間で持ちうる知識を総動員し,議論を構築,スピーチを練り上げ,臨機応変に相手チームからの反論をかわし,自チームに有利なように議論を進めていくというものである。

論理力,構成力,プレゼンテーション能力,さらには論題に対する幅広い知識が求められるパーラメンタリーディべート競技における個人成績及び日本代表としての実績は,高く評価されるものである。
大出雄輔君
(理工学研究科修士課程2年)

加藤真之君
(理工学研究科修士課程2年)
2004年6・7月にポルトガルリスボンで開催され世界8カ国23チームが参加した2004年ロボカップ世界大会における中型リーグにおいて優勝した。ロボカップは,2050年にサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる自律型ロボットのチームを作るという趣旨で行われ,中でも中型リーグは,ハードとソフトの両面で競う最も自律性の高いリーグで,世界の人工知能とロボティクスの先端的な研究のベンチマークになっている。両君は,今回の世界大会優勝チームにおける実質的なリーダーとして中心的な役割を果たし,研究と社会活動の両面において学生の範となる大きな成果を挙げた。
伊藤ひとみ君
(政策・メディア研究科修士課程1年)
高等生物のゲノムだけが持つ重要なシグナル配列を発見し,学部在籍中にほぼ一人で執筆した筆頭著者としての論文が,国際学術誌「RNA」7月号に掲載された。本研究は,バイオインフォマティクス(計算生物学)の手法を用い選択的スプライシングのメカニズム解明に寄与する大きな手がかりを与えたものである。世界の研究者が激しい競争を繰り広げている中でのこの成果は,生命科学分野の発展に大きく寄与するものである。

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