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HUMIプロジェクトがローマ法王献上のグーテンベルク聖書ファクシミリ(写真製版技術による復刻本)の製作に協力

 
2004/02/19  慶應義塾

文学部高宮利行教授を主事とするHUMIプロジェクトは、2001年6月、ポーランド・ペルプリン司教座印刷局(Bernardinum) がグーテンベルク生誕600年記念の行事として企画した、ペルプリン神学校図書館所蔵グーテンベルク聖書のファクシミリ製作プロジェクトへの協力要請を受けました。2002年5月に樫村雅章研究員をリーダーとする5名の遠征隊を現地に送り、特製ブック・クレイドルを用いた独自の手法によって、上下2巻・全約1300 ページの4x5 判フィルムによる撮影を行いました。(製作風景はこちら外部サイトへのリンク

装丁や透かし模様なども再現したファクシミリが2003年春までに完成し、製作番号1番のセットは、ローマ法王在位25周年を記念して、5月にバチカンで法王に献上されました。2004年1月29日(木)には、HUMIプロジェクトの貢献に対して、ファクシミリ1部をタデウス・セロツキ印刷局長から慶應義塾図書館へ贈る式典が、細野公男館長、在京ポーランド人向け新聞の編集者らが出席する中、三田メディアセンター内HUMIスタジオで行われました。これに続いて、セロツキ氏がファクシミリ製作にまつわる興味深い講演を行いました。

グーテンベルク聖書は、1455 年頃ドイツ・マインツで近代活版印刷術によって製作された、最初の本格的な印刷本で、現在東洋では唯一、慶應義塾図書館が1冊を所蔵しています。今回、 HUMIプロジェクトがファクシミリ製作に協力したペルプリン本には、第2次世界大戦のワルシャワ侵攻の際にナチス・ドイツの手を辛くも逃れ、この宝物を守ろうとした人々の決死の努力によって、パリ→ロンドン→グラスゴー→オタワにまで渡り、戦後1959年にようやくポーランドに里帰りしたという逸話があります。(富田修二著『さまよえるグーテンベルク聖書』慶應義塾出版会 2002年刊に収録)

こうした経緯から、ポーランドではペルプリン本グーテンベルク聖書はあつい信仰の対象になっています。なお、HUMIプロジェクトでは、6月5日(土)に在京ポーランド人や研究者を迎えて、このファクシミリを一般に展示するイベントを開催する予定で、4月までにHUMIプロジェクトのホームページ外部サイトへのリンクに案内が掲示されます。
HUMIプロジェクトがローマ法王献上のグーテンベルグ聖書ファクシミリ製作に協力
HUMIプロジェクトがローマ法王献上のグーテンベルグ聖書ファクシミリ製作に協力

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