メインカラムの始まり
[半学半教] 慢性看護学を探究する苗床として(看護医療学部准教授 新藤悦子)
2013/02/25 「塾」2013年WINTER(No.277)掲載
※職名等は掲載時のものです。
新藤プロジェクトI・IIでは、毎年4年生4~5名の学生たちが病と共に生きる人の多様性の理解とそれを支援する看護を探究しています。
新藤プロジェクトI・IIでは、毎年4年生4~5名の学生たちが病と共に生きる人の多様性の理解とそれを支援する看護を探究しています。
新藤 悦子(しんどう えつこ)看護医療学部准教授
私は、がんを患い長期に療養する人の生活上の課題と支援のあり方、またそれを支える看護師の実践知やケア力向上について研究しています。
世界保健機関によると、世界中の死因の60%が慢性疾患であるという事実から、慢性疾患はいまや世界的かつ重要な健康課題となっています。
慢性・長期的な疾病や障害は、がん、心臓病、慢性呼吸器疾患、脳血管障害、糖尿病、慢性疼痛など多岐にわたり、各疾病の特徴や治療の特徴によってその様相は異なります。また長期であることはさまざまな健康状態のゆらぎに付き合っていくことであり、生活に大きな影響を及ぼします。そこには病と共に生きる人それぞれの生き方、療養の仕方があります。
ケアの主体者である病を持つ人および家族の経験に寄り添い、共に考えていくことが重要となります。治療や生活の仕方についての意思決定を支え、心身の苦痛を緩和する手立てを共に考え、生活の中に潜む悪化因子を回避する術(すべ)を共に考えていく——慢性的な健康状態のゆらぎの中で、生活と療養のバランスを保ちながら最適な健康状態を生み出していくことができるように支援したいと考えています。
このプロジェクトに集まる学生たちは、実習などで出会った方々からいただいた有形無形のメッセージを敏感に感じ、理解をさらに深めて「病を持ちつつ生活と療養のバランスを保っていくために、看護の面からできることは何か」を追求しようとしています。それぞれの問題意識に基づいてテーマを設定し、病院でのプロジェクト実習、患者会への参加、文献や闘病記などを通してリアリティをもって当事者の理解を深めるなど、看護師の役割を模索しています。講義、実習、国家試験の準備、サークル活動に果敢に取り組みつつ、さらにプロジェクトで慢性看護について探究したいという熱い思いに接するとき、私自身も大きな刺激を受け、また心から学生たちの未来に大きな希望を感じています。
世界保健機関によると、世界中の死因の60%が慢性疾患であるという事実から、慢性疾患はいまや世界的かつ重要な健康課題となっています。
慢性・長期的な疾病や障害は、がん、心臓病、慢性呼吸器疾患、脳血管障害、糖尿病、慢性疼痛など多岐にわたり、各疾病の特徴や治療の特徴によってその様相は異なります。また長期であることはさまざまな健康状態のゆらぎに付き合っていくことであり、生活に大きな影響を及ぼします。そこには病と共に生きる人それぞれの生き方、療養の仕方があります。
ケアの主体者である病を持つ人および家族の経験に寄り添い、共に考えていくことが重要となります。治療や生活の仕方についての意思決定を支え、心身の苦痛を緩和する手立てを共に考え、生活の中に潜む悪化因子を回避する術(すべ)を共に考えていく——慢性的な健康状態のゆらぎの中で、生活と療養のバランスを保ちながら最適な健康状態を生み出していくことができるように支援したいと考えています。
このプロジェクトに集まる学生たちは、実習などで出会った方々からいただいた有形無形のメッセージを敏感に感じ、理解をさらに深めて「病を持ちつつ生活と療養のバランスを保っていくために、看護の面からできることは何か」を追求しようとしています。それぞれの問題意識に基づいてテーマを設定し、病院でのプロジェクト実習、患者会への参加、文献や闘病記などを通してリアリティをもって当事者の理解を深めるなど、看護師の役割を模索しています。講義、実習、国家試験の準備、サークル活動に果敢に取り組みつつ、さらにプロジェクトで慢性看護について探究したいという熱い思いに接するとき、私自身も大きな刺激を受け、また心から学生たちの未来に大きな希望を感じています。
「病と共に生きるとは」を学ぶ
齋藤 理恵(さいとう りえ)君
看護医療学部4年
看護医療学部4年
私たち新藤プロジェクトでは、実習での経験などで感じたことから、「病と共に生きるとは、その支援とは、また看護学生として慢性期看護学に貢献できることは何か」ということに日々向き合いながら、新藤先生の温かいご指導の下、主体的な学びを行っています。
私は、日常的に食事制限をする必要のある炎症性腸疾患を抱えて生活する人に関する研究を行っています。実習や日常生活における関心を、研究テーマとして明らかにしていく過程は想像していたよりも骨の折れる作業ではありましたが、新藤プロジェクトで考えたことや学んだことは将来自分が看護師として臨床に立った時の礎となると感じています。
私は、日常的に食事制限をする必要のある炎症性腸疾患を抱えて生活する人に関する研究を行っています。実習や日常生活における関心を、研究テーマとして明らかにしていく過程は想像していたよりも骨の折れる作業ではありましたが、新藤プロジェクトで考えたことや学んだことは将来自分が看護師として臨床に立った時の礎となると感じています。
























