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[半学半教] 「人間交際(ソーシャル)の市場づくり(マーケティング)」で社会の課題を解決する力を(総合政策学部准教授 玉村雅敏)

2013/02/12 「塾」2013年WINTER(No.277)掲載
※職名等は掲載時のものです。

「ソーシャルマーケティングと価値共創」をテーマに、塾生・SA・TA・教員30名とOBOG50名が学びあい・教えあいながら、社会を先導する智徳を身につける研究会。

※SA(Student Assistant)学部生の授業支援スタッフ、TA(Teaching Assistant)大学院生の授業支援スタッフ

玉村 雅敏(たまむら まさとし)総合政策学部准教授

研究会の皆さん
マーケティングとは「Market+ing(=市場づくり)」であり、「市場(=さまざまなやりとりや関係づくりを通じて価値が共創され、関係者に満足が提供される場)」を創り、「持続的に機能させること(ing=現在進行形)」を意味する。そして、現在のマーケティングは、営利企業での活動のみならず、公共・非営利の領域や、地域づくり、社会キャンペーンなどでも、その使命や目的をより効果的・効率的に実現するために活用されている。また、営利企業でも、企業の持続性を支えるために、CSR(企業の社会的責任)や社会貢献活動など、企業活動の社会的成果も重視する時代となったが、その成果を高めるためにもマーケティングの発想や技術が活用されている。これらは「ソーシャルマーケティング」と呼ばれている。

福澤諭吉先生はSocietyを「人間交際(じんかんこうさい)」の概念で捉え、社会とは人間(じんかん)で行われるさまざまな交際を通じて形成されていくとした。この観点に立つと、ソーシャルマーケティングとは「人間交際の市場づくり」。より効果的に人間交際を機能させ、社会の課題解決や豊かさを実現させることである。

玉村研究会では、このソーシャルマーケティングの本質を探求し、数多くの文献を読み、理論や概念を学び・教えあうことを行いながら、学生自身の研究プロジェクトや、企業との協働プロジェクト、宮古島・富士吉田・長崎などの全国各地での実践プロジェクトを行っている。教員が掲げたテーマの下に発足した研究会であるが、塾生自身が、慶應義塾の精神(半学半教、独立自尊、気品の泉源、智徳の模範など)も意識して、さまざまなルールや進め方を徐々に創り出してきた。一人一人が実学を通じて「学問(智)」を追求するとともに、研究会の場のあるべき姿を考え、そこでの営みを通じて、「徳(心や行動の習慣)」を身につけることを目指している。「ソーシャルマーケティング」を学ぶ塾生だからこそ、研究会でも、よりよい「人間交際の市場づくり」を追求しているのである。

「ソーシャル」がつなぐ学びの場

山脇 一恵(やまわき かずえ)君
環境情報学部4年
コーズマーケティング、経験価値、CSR……。SFCらしい用語が飛び交う研究会。ソーシャルマーケティングに関する学びを日々深めています。個人の研究分野は食と農、街づくり、デザイン思考と多種多様で、その成果は全員が年度末に論文にし、冊子として発行しています。また、毎週1冊の課題文献を個人で読み込み、チームで徹底的に議論と追加調査を行い、研究会に臨み、他のチームに教えあいます。体系的な学びだけではなく、現場でのフィールドワークも重視し、春学期はチーム研究の成果を雑誌やカタログ等として発信する実践的な活動も行います。Facebookページを通じてお互いにフィードバックを行い、OBOGからも助言や社会の旬な情報をいただく、つながりが強い研究会です。
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