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[半学半教] 医療への貢献を目指して!楽しい基礎研究(薬学部教授 金澤秀子)

2012/05/28 「塾」2012年SPRING(No.274)掲載
※職名等は掲載時のものです。

物理化学と聞くとちょっと苦手と思うかもしれませんが、研究は楽しいです。大学院生7名、学部6年生9名、5年生8名、4年生2名が在籍しています。

金澤 秀子(かなざわ ひでこ)薬学部教授

研究会の皆さん
創薬物理化学講座では、外部の環境変化を認識して性質を変化させる機能性高分子を合成し、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、生体可視化プローブ、分離システムなどに応用しています。機能性高分子をデザインし、自ら開発した新しいシステムを用いて医療への応用を展開していく研究ですので、試行錯誤の連続ですが、副作用が問題となる抗がん剤の量や投与回数を減らし、患者さんの負担を軽減するDDSの創製を目指して研究に取り組んでいます。これまで開発した分離システムなど一部は実用化されており、基礎研究といっても医療への貢献を目的に、創薬から臨床まで幅広い分野に関わる研究を、実学志向で進めることができます。企業や他大学との共同研究も行っており、国内外で研究成果を発表しています。また、研究室の卒業生の進路は、製薬企業、化学系企業の研究者から病院薬剤師までさまざまです。

基礎研究では100努力しても報われるのは1以下です。特に私の研究室は、新しい材料の設計・合成から応用研究まで行っているため、オリジナリティーの高い研究ができるものの、ゼロから立ち上げるような研究も多く、学生が研究室に在籍している間に成功するとは限りません。その代わり、成功した時には大きな達成感が得られます。

実験は誰にでもできますが、それはまだ研究とは言えません。研究室は、「研究とは何か」を学ぶ場所であると思います。研究者は、常に新しい目標を定めて、わくわくしながら困難に立ち向かっています。研究は挫折の連続で、時にはめげてしまうこともありますが、落ち込んでいては研究は続けられません。すぐに気持ちを切り替えてポジティブ思考で、とにかく実験してみることが大切です。このような経験は、将来研究者にならなくとも、社会で新しい仕事に挑戦するときにも通じるものがあると思います。困難が多くても、それが社会に役立つことであれば、自分を信じ強い意思をもって頑張ってほしいと思っています。

革新的なDDS開発を目指して

木村 琴子(きむら ことこ)君
薬学部薬学科6年
「よく昼休みにみんなで運動しているよね」「研究室のクリスマスパーティーが豪華!」友人からはよくそんな言葉をかけられますが、当研究室は、研究にももちろん熱心に取り組んでいます。
当研究室は、「がん温熱療法への応用を目的としたDDS開発」「温度応答性クロマトグラフィー開発」などの研究を行っています。
先生は、私達学生に対し常に愛情を持って接して下さいます。毎週の研究報告では、研究に関するアドバイスはもちろん、製薬企業を目指す学生・薬剤師を目指す学生など一人一人の将来を見据えたアドバイスも下さいます。温かい先生のご指導の下、今後も革新的なDDS開発を目指していきます。
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