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[半学半教] 水分子のふるまいから複雑系としての生命現象をひも解く(医学部教授 安井正人)

2012/02/13 「塾」2012年WINTER(No.273)掲載
※職名等は掲載当時のものです。

オープンかつ国際的な環境のもとで切磋琢磨し、自らの「curiosity」と「passion」を武器に粘り強く、オリジナルな研究を目指そう!

安井 正人(やすい まさと)医学部教授

研究会の皆さん
「生きている」とは、どういうことなのか? とても簡単そうですが、いざ答えようとすると意外と難しい奥の深いテーマだと思います。幸運にも我々は、「地球」という大変美しい惑星に生存しています。地球以外にも生命が存在するか否かはさておいて、地球上の生物は、「水」と「空気(ガス)」によって生かされているといっても過言ではないでしょう。実際、ヒトの体の70%近くを水分子(H2O)が占めています。「水に対する理解を深めることで生命現象の本質に迫っていきたい」。そんな思いで、「Water Biology」という概念を提唱しました。すなわち、「水分子のふるまいから生命現象を捉え直していく」ことを目指して研究しています。具体的には、従来の分子・細胞生物学、生化学的手法に加えて、(1)最先端の光学系技術を駆使した水分子のイメージング、(2)コンピューターによる水分子のシミュレーションなどを取り入れて、生体における水の役割を理解していきます。これらの研究は、薬理学の分野においても、消化管上皮や血液脳関門における薬物の吸収や脳組織における薬物動態のより正確な理解につながると考えています。

我々の研究室では、オープンで活発な雰囲気を皆が感じられるように心がけています。そして、国際的な環境を作り出していきたいと思っています。サイエンスに国境なし、出身国にかかわらず若い学生たちが切磋琢磨して研究することで一生涯続く友人関係を育てていってくれればと願っています。
それから、若い学生たちにいつも伝えていることは、「わかりやすい形容詞を持てるように!」ということです。将来、プロとして活躍する上で、「何々の誰」と思い出してもらえるような形容詞を持つことができれば本望だと思います。

明るくグローバルな研究室

羽入田 明子(はにゅうだ あきこ)
医学部6年
医学部では大学4年時に自主学習という科目があり、60近くのテーマから研究室を選び自由に研究することができます。私はイオンチャネルの機能解析に興味があったため薬理学教室へ見学に行ったのですが、足を踏み入れるや北欧の香り漂う研究室に一瞬で惹かれてしまい、ふと気づくとCl-チャネルの研究にすっかり夢中になっていました。学生でもランチを食べながらのヌーンカンファレンスや週1のミーティング(英語)に参加し各プロジェクトの先生方と自由に討論できるため、テーマの方向性やプレゼンの仕方について大変勉強になります。また、研究の集大成である自主学習成果発表会に向けてのプレゼン準備やポスター作製、場合によっては論文発表に至るまで安井先生をはじめとする研究室の先生方が熱心に指導してくださり、学生でも独創性豊かな研究をすることができます。
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