メインカラムの始まり
[半学半教] メカニズムデザインを学ぶ研究会のデザイン(経済学部准教授 坂井豊貴)
2012/01/30 「塾」2012年WINTER(No.273)掲載
※職名等は掲載当時のものです。
2011年4月に開講したばかりの、メカニズムデザインを主に学ぶ研究会です。現在、3年生34名(全員1期生)が在籍しています。
2011年4月に開講したばかりの、メカニズムデザインを主に学ぶ研究会です。現在、3年生34名(全員1期生)が在籍しています。
坂井 豊貴(さかい とよたか)経済学部准教授
私は今年度、慶應義塾に着任し、研究会を立ち上げたばかりです。
ゼミ生は全員1期生ですが34人と大所帯で、皆で試行錯誤しながら、ここから始まる研究会の形を模索しています。
研究会ではメカニズムデザインという、個別の制度の改善に特化したオーダーメイドのソリューションを作るための、経済学的方法を学んでいます。カバーする対象は多岐に亘り、例えば、高く物が売れるオークションルールや、腎移植を増やすためのドナー交換マッチングアルゴリズム、民意を反映する選挙の意思集計方法などの、設計問題を考察します。メカニズムデザインはゲーム理論をベースとしており、経済実験も扱います。それゆえ経済学としては「先端科学」の色彩が強く、また現実への応用可能性が高いです。ただし、先端科学は定義上、風化が早いので、いかに風雪を耐え抜いた教養を同時に身に付けさせるかが、目下の私の課題です。
ゼミ生の特長は、とにかく元気が良い、あるいは個性が強いことだと思っています。教壇から彼らを見渡すと、まるで動物園のようで楽しいです。みな優秀ですが、自信に能力を追い付かせる力が強いと言った方が、より適切かもしれません。出来ると思ってやっているうちに出来てしまう。ゼミ生にさらに期待することは、これから一段階、本質的に知性のレベルを上げてから卒業してほしい、ということです。課題をクリアとか単位をゲットなどでなく、「命がけの跳躍」をしてほしい。それを可能とするようゼミに関与することが私の役割と認識しています。
研究会を、慶應義塾の目的を明確に反映した場として成立させることを、自身のミッションとして位置付けています。容易ではありませんが、この贅沢な試みに挑戦する機会を得たことに深い喜びを感じています。ゼミ生とは特に「半学半教」を意識しつつ、日々の交流を楽しんでいます。
ゼミ生は全員1期生ですが34人と大所帯で、皆で試行錯誤しながら、ここから始まる研究会の形を模索しています。
研究会ではメカニズムデザインという、個別の制度の改善に特化したオーダーメイドのソリューションを作るための、経済学的方法を学んでいます。カバーする対象は多岐に亘り、例えば、高く物が売れるオークションルールや、腎移植を増やすためのドナー交換マッチングアルゴリズム、民意を反映する選挙の意思集計方法などの、設計問題を考察します。メカニズムデザインはゲーム理論をベースとしており、経済実験も扱います。それゆえ経済学としては「先端科学」の色彩が強く、また現実への応用可能性が高いです。ただし、先端科学は定義上、風化が早いので、いかに風雪を耐え抜いた教養を同時に身に付けさせるかが、目下の私の課題です。
ゼミ生の特長は、とにかく元気が良い、あるいは個性が強いことだと思っています。教壇から彼らを見渡すと、まるで動物園のようで楽しいです。みな優秀ですが、自信に能力を追い付かせる力が強いと言った方が、より適切かもしれません。出来ると思ってやっているうちに出来てしまう。ゼミ生にさらに期待することは、これから一段階、本質的に知性のレベルを上げてから卒業してほしい、ということです。課題をクリアとか単位をゲットなどでなく、「命がけの跳躍」をしてほしい。それを可能とするようゼミに関与することが私の役割と認識しています。
研究会を、慶應義塾の目的を明確に反映した場として成立させることを、自身のミッションとして位置付けています。容易ではありませんが、この贅沢な試みに挑戦する機会を得たことに深い喜びを感じています。ゼミ生とは特に「半学半教」を意識しつつ、日々の交流を楽しんでいます。
坂井ゼミの日々
岡野 真一郎(おかの しんいちろう)
経済学部3年
経済学部3年
坂井先生は半学半教の精神に基づき、ご自身をn+1人目のゼミ生と考えながら、時に優しく時に厳しく、私たちに学問に対して真摯であるよう日々ご指導くださっています。ゼミ生が発表をする際には、「神は細部に宿る」の精神のもと、研究内容だけでなく板書の仕方や話し方まで厳しい指導が飛んできます。
教室の外では、ゼミ対抗のソフトボール大会にゼミ生とともに参加するという徹底ぶりで、ご自身のゼミへの強い思いが伝わってきます。研究者として業績を上げながら、教育にも熱心な坂井先生と、新しいゼミをゼロから作り上げていく充実した日々を、ゼミ生一同楽しみながら過ごしています。
教室の外では、ゼミ対抗のソフトボール大会にゼミ生とともに参加するという徹底ぶりで、ご自身のゼミへの強い思いが伝わってきます。研究者として業績を上げながら、教育にも熱心な坂井先生と、新しいゼミをゼロから作り上げていく充実した日々を、ゼミ生一同楽しみながら過ごしています。
























