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[半学半教] 受け継ぎたい福澤先生のDNA(理工学部機械工学科教授 澤田達男)

2011/12/05 「塾」2011年AUTUMN(No.272)掲載
※職名等は掲載当時のものです。

当研究室は機械工学科に所属し、電場や磁場に応答する特殊な液体「磁気機能性流体」に関するさまざまな研究を行っています。
〈4年生:5名、大学院生:8名(内留学生2名)〉

澤田 達男(さわだ たつお)理工学部機械工学科教授

研究会の皆さん
理工学部は文系学部と異なり、塾生は4年生になると卒業研究のために研究室に配属され、1年間(大学院進学ならばさらに2年間)教員・先輩・同期との共同生活を行います。私の研究室では、毎週塾生に研究報告をさせ、彼らと共にその結果検討を行います。よい成果が出れば、学会発表をしてもらいます。大学院生は、ほぼ全員国際会議で発表を行っています。コンパ(飲み会)もよく行います。合宿では卒論・修論の中間発表を行うとともに、みんなで大いに遊びます。冬には研究室でスキーに出かけます。このように、塾生は私や同期・先輩と密度の濃い関係を長期間持ち続け、互いを理解し、一生の絆が構築されます。

「官と私の学校の違いは、卒業生が母校を自分の学校と思えるかどうかである。慶應義塾はその思いが世界一の学校である」。これは、私が大学院生時代に、ある式典で故石川忠雄元塾長から伺ったものです。文言は正確ではないですが、このようなお話をされたと記憶しています。後輩塾生を指導し、多くの塾員を社会に送り出す立場になり、教え子たちと接する度にこの言葉を思い出します。

私は、1978年卒業の119三田会所属です。同期の間では、「我々は福澤先生のDNA*を受け継いでいるのではないだろうか。もしそうであるなら、それを後輩に引き継ぐ責務があるのではないか」という話を時々します。塾生は、慶應義塾在学中、至る所に散りばめられた福澤先生のDNAを知らず知らずのうちに吸収していきます。理工学部においては、研究室での1~3年間の生活でそれらがさらに熟成されると私は思っています。彼らが、将来大いに活躍する「気品の泉源、智徳の模範たる」紳士淑女に成長してくれることを、私は心より祈念しています。

*ここでは、DNAを象徴的な意味合いで使っています。

澤田研での有意義な留学生活

Jean Klingler(ジャン クリングレール)
理工学研究科 総合デザイン工学専攻 修士課程2年(執筆時)
※ 2011年9月に修士課程を修了し、フランスに帰国。
澤田研究室では、磁石を用い、制御可能な磁性流体という特殊な液体について研究しています。「Smart Fluid」の一種であるこの液体は、近年開発されているハイテク緩衝器などに使われています。当研究室は実験的手法によって研究を行っていますが、装置の製作などに関して学生同士が日々協力し合っています。研究室に所属した直後は研究についてはまったくの素人でしたが、先輩方に一から教えていただいて主体的に研究を進められるようになりました。フランス人としてこのような先輩後輩の関係は初めてでしたが、とても良い経験になりました。澤田先生のご指導のもと、研究活動とともにメリハリのある充実した2年間の学生生活を送ることができました。
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