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[半学半教] 過去は未来と同様、未知なる世界である(法学部教授 玉井 清)

2010/11/08 「塾」2010年AUTUMN(No.268)掲載
※職名等は掲載当時のものです。

近代日本の政治を、外交、メディア、思想、社会、経済、文化から多角的に分析することを目指しています(4年14名、3年14名)。
http://www.clb.mita.keio.ac.jp/law/tamai-seminar/

玉井 清(たまい きよし) 法学部教授

研究会の皆さん
近代日本という未知なる過去へ、知的感動を求め冒険の旅を志す人に道案内をするのが本ゼミの目的です。
 
3年生は、近代日本政治史上の事件を一つ取り上げ、その事件に対する同時代のメディアの報道姿勢を体系的に分析するプロジェクトを立ち上げます。各ゼミ員は、割り当てられたメディアの調査を行い、その結果を夏の合宿に持ち寄り比較分析します。メディア間の相違を含めた論調の特徴を明らかにするとともに、同時代の日本人の内外の政治問題に対する認識を浮き彫りにします。

研究成果は、毎年三田祭に『近代日本政治資料』として公刊し、シリーズ化(本年16巻)され、国内はもとよりハーバード大学やコロンビア大学等の海外の有力大学や研究機関の図書館にも所蔵され、内外の研究者の利用に供されるようになっています。 
 
4年生は、前述のプロジェクト遂行を通じて培われた政治史研究の手法を土台に、各自の卒論に取り組みます。明治から昭和までの近代日本政治を主たる研究対象にしていますが、卒論は、学生の興味と知的関心に基づき自由に執筆されるため、種々の分野からアプローチした個性的なテーマが並びます。「パナマ」「フィンランド」「ヴァチカン」「相撲」「宝塚」「百人一首」「パン」「自動車」「船」「電力」「ガス」「英語」「仏語」は、歴代卒論のテーマの中に見いだすことのできるキーワードです。これらは、決して奇をてらったものではなく、いずれも正面から真面目に考察された論文です。しかし、一体どんな内容の卒論だろうか?

これらの言葉から想像できた人は相当な「歴史通」。想像つかない人は、ゼミのホームページを覗いていただければ解答が見つかるはずです。

教員のプロフィール

慶應義塾大学法学部、同大学院法学研究科修士・博士課程に学び、1990年より本塾の教壇に立つ。法学博士。専門・近代日本政治史。著書・『原敬と立憲政友会』(慶應義塾大学出版会)、『戦時日本の国民意識—国策グラフ誌『写真週報』とその時代—』(編著、同上)等。

歴史認識の再形成

布施 菜々子(ふせ ななこ)
法学部4年
ある過去に対して、今を生きる私たちと当時の人々が抱いていた感情は同じではない──私が玉井研究会に所属して一番強く気付かされたことです。これは当然のことのようで見過ごしがちな視点ではないでしょうか。時として、歴史に対する認識は現代の常識をそのまま過去に当てはめてしまっている場合があります。

玉井研究会では明治から昭和戦期の近代日本政治史に対し、国際情勢、法律、経済、文化、メディアなど時代背景を追っていくことで現代の常識にとらわれることなく歴史を学んでいます。さらに玉井先生のご指導のもと、ゼミ生と活発に議論を交わすことでより理解が深まります。自分の抱いていた認識が覆されたり、歴史の裏側に隠された新たな事実を知ったり、議論により新たな問題意識が生まれたり……玉井清研究会は、日々知的感動の連続です。
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