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[半学半教] ミクロ経済学を通じて企業の仕組みや動きを考える(経済学部教授 石橋 孝次)

2010/08/16 「塾」2010年SUMMER(No.267)掲載
※職名等は掲載当時のものです。

企業と市場の経済学である産業組織論を学ぶ。3年生・4年生それぞれ16名、計32名が在籍。

石橋 孝次(いしばし こうじ) 経済学部教授

研究会の皆さん
経済理論をはじめて学んだとき、理論の中の企業はあまりにも現実とかけ離れていると感じたことが研究の原点でした。伝統的な理論は完全競争市場を主な対象にしていて、企業は家計と同じく小さな存在だと考えられています。この素朴な疑問から、独占や寡占の大企業を対象にした「産業組織論」を自然に研究するようになりました。

産業組織論は、価格戦略・参入阻止・設備投資・広告・研究開発・企業の合併や統合などを考察するミクロ経済学の応用分野です。企業の仕組みを考える点では経営学と同じですが、経営学が実際のケースを基盤にするのに対して、産業組織論は一般的に成立する経済法則をゲーム理論や計量経済学を使って引き出そうとします。ほとんどの学生は企業の一員になるわけですが、自分なりの視点で企業や経済の問題の本質を捉えて解決策を考える力を身につけることがゼミの目的です。

ゼミ活動は、本ゼミ・サブゼミ・パートゼミの週3日の活動からなります。経済学部の専門教育課程では少人数教育の科目も多いのですが、多くの学生にとっては大教室での講義科目が中心です。講義はどうしても一方的になってしまうので、インタラクティブできめ細かい教育の場としてのゼミの役割はとても大きいはずです。私自身は理論が専門ですが、専門でない計量経済学は学生に教えてもらいながら一緒に勉強していて、まさに半学半教です。

義塾のゼミの魅力は、学生生活だけでなく卒業後も交流が長く続くことです。私のゼミでは企業を研究対象にしているせいか公認会計士の志望者が多く、卒業生の進路先で最も多いのはメガバンクを抑えて何と監査法人です。今後も、経済学を教養として身につけた企業人を育てていきたいと思っています。

教員のプロフィール

1987年慶應義塾大学経済学部卒業。1990年慶應義塾大学経済学部助手、1997年助教授。1998年ボストン大学にて経済学博士号(Ph.D.)取得。2010年慶應義塾大学経済学部教授。専門はミクロ経済学・産業組織。

ゼミホームページ
http://www.clb.econ.mita.keio.ac.jp/ishibashi/外部サイトへのリンク

値下げ?製品差別化?それとも…?

西川 友章(にしかわ ともあき)
経済学部4年
あなたはパン屋の経営者です。来月隣に新しいパン屋が開店します。あなたは売上を維持するために、パンの価格を下げますか?それともパンの種類を増やしますか?——当研究会では、理論に基づき特定の市場における企業や消費者の行動を導き出しています。日本のみならず海外での事例も多く取り上げ、時には難問に頭を悩ますこともありますが、先生の丁寧なご指導の下、日々研鑽を積んでいます。皆顔には出しませんが、経済学が大好き。研究会以外においても、議論を重ねることがしばしば。理論を用いて、目の前の事象を分析する醍醐味に皆惹きつけられているのでしょう。そして先生をはじめ、皆お酒が大好き。月に一度は勉強を忘れて行きつけの居酒屋に集まります。でも、気が付けばこの居酒屋の売上を伸ばすには……なんていう会話が始まっていたりして?
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