メインカラムの始まり
[半学半教] 自由に、のびのびと、ぶつかり続ける。「家族」という研究対象に挑戦中!(文学部教授 岡田 あおい)
2010/07/26 「塾」2010年SUMMER(No.267)掲載
※職名等は掲載当時のものです。
社会学専攻。4年生(1期生)19名、3年生(2期生)17名。
「家族」は手ごわい研究対象、だから面白い。
社会学専攻。4年生(1期生)19名、3年生(2期生)17名。
「家族」は手ごわい研究対象、だから面白い。
岡田 あおい(おかだ あおい) 文学部教授
岡田ゼミは、2009年度に平野敏政ゼミを引き継ぎスタートした新しいゼミです。今年4月に3年生を迎え、ゼミは本格的に始動しました。平野ゼミの自由さとのびのびとした雰囲気を継承しつつ、どんな難しいテーマにもぶつかっていく積極性と活動性を内包する、厳しくもあり楽しくもあるゼミを目指しています。
メインの研究テーマは、「家族」です。ゼミでは、現代の家族をピンポイントで扱うのではなく、時間軸を長くとり、「現在」と「過去」を自由に行き来しながら、家族の諸問題について先行研究を紹介しつつ論じます。私自身は宗門改帳という江戸時代の史料を使って農民社会の世帯構造や農民の一生を追跡する実証研究を行っているので、ゼミ生にもその醍醐味を経験してもらいたいと思い、本年度はアンケート調査を計画しています。「慶應義塾大学学生の恋愛観と結婚観」をテーマに調査、研究を実施し、今秋には成果報告会を行う予定です。学生の自由でのびのびとした発想から、マスコミで取り上げられる「婚活」ブームとは一線を画すような結果が出たら面白いな、と期待しています。それ以外にも、教育格差、モンスターペアレンツ、児童虐待、晩婚化、少子化、事実婚、高齢者介護など現代家族が抱える様々な問題を取り上げ議論を進めています。
私たちにとって最も身近な集団である「家族」。幸福で当たり前だと思っている「家族」を客観的に論じることの難しさ、「家族」は思っているほど単純ではなく、大変に不思議な、手ごわい研究対象であるだけに、そう簡単に結論を出せません。粘り強く挑戦をし続けなければなりません。だから、「家族」研究は面白いのです。
メインの研究テーマは、「家族」です。ゼミでは、現代の家族をピンポイントで扱うのではなく、時間軸を長くとり、「現在」と「過去」を自由に行き来しながら、家族の諸問題について先行研究を紹介しつつ論じます。私自身は宗門改帳という江戸時代の史料を使って農民社会の世帯構造や農民の一生を追跡する実証研究を行っているので、ゼミ生にもその醍醐味を経験してもらいたいと思い、本年度はアンケート調査を計画しています。「慶應義塾大学学生の恋愛観と結婚観」をテーマに調査、研究を実施し、今秋には成果報告会を行う予定です。学生の自由でのびのびとした発想から、マスコミで取り上げられる「婚活」ブームとは一線を画すような結果が出たら面白いな、と期待しています。それ以外にも、教育格差、モンスターペアレンツ、児童虐待、晩婚化、少子化、事実婚、高齢者介護など現代家族が抱える様々な問題を取り上げ議論を進めています。
私たちにとって最も身近な集団である「家族」。幸福で当たり前だと思っている「家族」を客観的に論じることの難しさ、「家族」は思っているほど単純ではなく、大変に不思議な、手ごわい研究対象であるだけに、そう簡単に結論を出せません。粘り強く挑戦をし続けなければなりません。だから、「家族」研究は面白いのです。
教員のプロフィール
1992年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。帝京大学文学部教授を経て2009年4月より現職。専門は、家族社会学、家族史。著書に『近世村落社会の家と世帯継承-家族類型の変動と回帰-』(知泉書館・2006年)がある。
家族の未来を探究する
吉岡 紘平(よしおか こうへい)
文学部4年
文学部4年
家族社会学は、集団としての家族の機能や、その変容などを研究する学問です。私たち岡田ゼミでは、特に現代家族の結婚観や夫婦の役割分担などの諸問題について、テキストの輪読・ディスカッションを通して研究を進めています。変貌する現代社会において、家族の形態や機能も著しく変化しつつあります。自分たちの経験にとらわれやすい身近なテーマを、客観的に追究していくことは大変興味深く、やりがいがあります。また、今年度はグループワークを通じ、ゼミとしての研究成果を導き出すために、約40名のゼミ生が一体となって一つの課題に挑戦中です。昨年発足したばかりのゼミだけに意義ある活動を常に模索しながら、積極的に取り組んでいます。岡田先生の優しくも厳しいご指導のもと、和気あいあいとかつ真剣に充実したゼミ活動を展開しています。
























