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[半学半教] 頭と身体を使って研究しよう(商学部教授 横田 絵理)

2010/05/24 「塾」2010年SPRING(No.266)掲載
※職名等は掲載当時のものです。

管理会計分野は会計数値を計算することではありません。
戦略、組織、そして働く人の行動にも、管理会計の仕組みは影響を及ぼします。
これを理解するためには、理論と実務の両者をいつもつなげて考えることが大切です。

横田 絵理(よこた えり) 商学部教授

研究会の皆さん
「足で情報を稼ぐ」「自分の頭で考える」これは毎年、ゼミ生に伝える横田研究室の方針です。

当研究会は学部生二十名余と大学院生数名から成り、管理会計を中心に研究しています。管理会計は、組織の経営を支える仕組みとして大変重要な役割を持ちます。大きな投資をしたいとき、従業員の仕事への関心を高めたいとき、戦略を考えるときなど、さまざまな経営管理の場面では管理会計情報が重要になってきます。管理会計情報だけで意思決定がなされるわけではないとしても、経営活動をすすめる上では重要な情報で、いわば経営にとって「くろこ」のような存在です。

管理会計を研究するには、今、社会や会社でどのようなことが問題になっているのか、そこに会計情報がどう関わっているのかを常に意識することが大切です。先人の研究をしっかり読み込むことも無論大事ですが、それだけでは管理会計を極めることにはつながらないのです。企業が直面する問題に管理会計がどう活用できるかを自分の身で感じ自分の頭で考えてこそ、この分野を研究する意義も心からわかると思います。

もうひとつ、足で情報を稼ぎ自分の頭で考えるためには、実は人との交流と協力が欠かせません。多くの人との関わりやグループ活動も重要な研究会の活動と考えています。そこで、当研究会では、3年生のグループ研究を三田祭で展示報告し、「三田祭論文」としてもまとめています。加えて他大学や他ゼミとの合同ゼミナールやディベートなどの機会を数多くもっています。また4年生には卒論執筆のみならず、卒業生に対する卒論報告会によってさまざまな年齢層の人の意見を聞く機会を作っています。こうしたなか、学生たちは2年間忙しい日々を送ることになります。

研究会での活動が考える力をしっかり育み、学生たちが社会で活躍する人材となることを信じて、日々研究会を指導しています。

教員のプロフィール

1995年慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程経営管理専攻修了。博士(経営学)。武蔵大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て2005年より現職。専門は管理会計、マネジメント・コントロール、組織行動学。主著に『フラット化組織の管理と心理』(慶應義塾大学出版会・1998)

「足で稼ぐ」をモットーに

松坂 亮佑(まつざか りょうすけ)
商学部4年
 管理会計は、企業内の会計情報を企業の意思決定や業績評価に活かしていく会計です。企業内の会計情報の中には文献や電子情報などで公開されていないものも多く、企業に直接足を運び情報を得ることが、研究を進める上で非常に重要になります。このことから、当研究会では「足で情報を稼ぐ」という言葉がモットーとなっています。「足で情報を稼ぐ」ことで得られるものは未公開の会計情報だけではありません。管理会計情報によって支えられている、企業の文化や働く人々の様子を肌で感じ取ることもできます。

ゼミ生一同、「足で情報を稼ぐ」ことを常に意識しながら、他大学との合同発表会や三田祭論文・卒業論文作成に向けて日々研究に励んでいます。
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