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[半学半教] 「学問を通じた人間形成」—大学でなければできないことを目指して (経済学部准教授 駒形哲哉)
2008/10/01 「塾」2008年SUMMER(No.259)掲載
※職名等は掲載当時のものです。
中国大陸を中心とするグレーター・チャイナの経済について観察し、考え、議論し、文章を書く研究会。
3年生(第6期)9人、4年生(第5期)9人在籍。
http://seminar.econ.keio.ac.jp/komagata/
中国大陸を中心とするグレーター・チャイナの経済について観察し、考え、議論し、文章を書く研究会。
3年生(第6期)9人、4年生(第5期)9人在籍。
http://seminar.econ.keio.ac.jp/komagata/
駒形 哲哉(こまがた てつや) 経済学部准教授
私たちのゼミの目標は、社会に出た後、自分の足で立って歩いていける無形の力をつけることですそれを中国経済の研究を通じて実現しようとしています。私の前任校・獨協大学の天野貞祐初代学長は、『朝日新聞』に掲載された開学の狙いのなかで、「大学の人間形成は勉学によるのが本道」であり「学問を媒介とした人間形成が大学の本質でなければならぬ」と述べられました。この言葉は教壇に立つ側になった自分の拠り所となっています。
周知のとおり、中国のプレゼンスの増大は著しく、もはや好き嫌いで中国と付き合うかどうかを決められる段階ではなくなっておりこの巨大な対象のメカニズムをより客観的に把握する必要性が高まっています。ただ、客観的把握といっても既存理論から演繹するだけでは不十分だと私は考えます。当ゼミでは、個々のゼミ員が自ら選んだテーマについて、より多くの情報を自ら集め、事実を積み重ねて考え、論理を導く帰納的方法で、卒業論文を作成することを目指しています。
4年次には中国研修を実施し、企業を訪問したり、専門家の話を伺ったり、中国の大学生と交流したりしています。
上海で企業訪問に同行してくれた上海大学の学生が、当ゼミとの交流をきっかけに慶應義塾に関心をもってくれ、今春、経済学研究科に入学しました。今は東京で当時のゼミ生たちと旧交を温めています。私たちのゼミでは3年次から卒論準備に入ります。長期間、地道な作業を重ねることで、すぐには結論がでないことにも忍耐強く取り組む力を養成しています。また、正当な理由のない遅刻・欠席は認めていません。事前にメーリングリストで配布する報告資料の提出期限も厳守です。厳しいようですが、全ては卒業後を見据えての取り組みです。私自身、ある団体の事務職員として9時—5時の生活を5年間送ってきたこともあり、社会にでたら……」ということがいつも気になるのです。本ゼミ、サブゼミ、パートゼミ、夏合宿、インゼミ、三田祭、中国研修と多忙な2年間で、全力で頑張る楽しさとすばらしさを、ゼミ員が感じてくれればと思っています。まだ6期と比較的若いゼミですが、進路が多様なのも特徴の一つです。
周知のとおり、中国のプレゼンスの増大は著しく、もはや好き嫌いで中国と付き合うかどうかを決められる段階ではなくなっておりこの巨大な対象のメカニズムをより客観的に把握する必要性が高まっています。ただ、客観的把握といっても既存理論から演繹するだけでは不十分だと私は考えます。当ゼミでは、個々のゼミ員が自ら選んだテーマについて、より多くの情報を自ら集め、事実を積み重ねて考え、論理を導く帰納的方法で、卒業論文を作成することを目指しています。
4年次には中国研修を実施し、企業を訪問したり、専門家の話を伺ったり、中国の大学生と交流したりしています。
上海で企業訪問に同行してくれた上海大学の学生が、当ゼミとの交流をきっかけに慶應義塾に関心をもってくれ、今春、経済学研究科に入学しました。今は東京で当時のゼミ生たちと旧交を温めています。私たちのゼミでは3年次から卒論準備に入ります。長期間、地道な作業を重ねることで、すぐには結論がでないことにも忍耐強く取り組む力を養成しています。また、正当な理由のない遅刻・欠席は認めていません。事前にメーリングリストで配布する報告資料の提出期限も厳守です。厳しいようですが、全ては卒業後を見据えての取り組みです。私自身、ある団体の事務職員として9時—5時の生活を5年間送ってきたこともあり、社会にでたら……」ということがいつも気になるのです。本ゼミ、サブゼミ、パートゼミ、夏合宿、インゼミ、三田祭、中国研修と多忙な2年間で、全力で頑張る楽しさとすばらしさを、ゼミ員が感じてくれればと思っています。まだ6期と比較的若いゼミですが、進路が多様なのも特徴の一つです。
教員のプロフィール
1988年慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1989年〜1990年、南開大学(中国)留学。(財)霞山会職員、獨協大学専任講師を経て、2000年慶應義塾大学経済学部専任講師、2003年より現職。主著に『移行期中国の中小企業論』(税務経理協会)など。
「全力」と「協力」、共に成長する
大塚貴之(おおつか たかゆき)
経済学部4年
経済学部4年
駒形ゼミでは地域研究として中国経済を専門にしています。経済学というと数式を用いる理論をイメージしがちですが、駒形ゼミでは理論よりは個々の事実を重視し、また産業や金融から社会問題まで経済全般にかかわることを研究対象としています。
そんな駒形ゼミの特徴は、徹底的に取り組むことです。春学期は教科書の輪読をしますが、各章のレジュメは単なるまとめでなく、関連資料を駆使し内容を膨らませます。また3年の夏からは卒論研究をし、他にも三田祭参加、他ゼミとの交流、パート活動など内容は豊富で、パート活動の一つでは、月単位で中国のマクロ経済分析を学外の研究機関に提供しています。勿論、飲み会など勉強以外の付き合いも盛んです。
ゼミ員は皆、3年生の時はひたすら忙しいという印象をゼミ活動に持っていましたが、4年生になって、甲斐あって人としての成長を密かに感じているようです。
そんな駒形ゼミの特徴は、徹底的に取り組むことです。春学期は教科書の輪読をしますが、各章のレジュメは単なるまとめでなく、関連資料を駆使し内容を膨らませます。また3年の夏からは卒論研究をし、他にも三田祭参加、他ゼミとの交流、パート活動など内容は豊富で、パート活動の一つでは、月単位で中国のマクロ経済分析を学外の研究機関に提供しています。勿論、飲み会など勉強以外の付き合いも盛んです。
ゼミ員は皆、3年生の時はひたすら忙しいという印象をゼミ活動に持っていましたが、4年生になって、甲斐あって人としての成長を密かに感じているようです。
























