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[FRONTIER] 博士課程教育リーディングプログラム始まる

2012/07/19 (「塾」2012年SUMMER(No.275)掲載)

常任理事 真壁 利明(まかべ としあき)

今ほど大学の本分、高度人材育成に社会の熱い視線が注がれる時代はありません。西洋科学の移入から150年、科学を興し、技術に昇華し、高い志の下で社会へ還元する一連の力が未成熟です。自ら考え判断し表現する力を備えた学生を、教育と研究を通して育成することが時代の要請です。専門分野で能力を伸ばし、これを基盤に経営・政策・行政などの分野でソフトパワーを発揮する人材、複雑な融合課題に接し、その取り組みの鳥瞰(ちょうかん)図を描き発信できる高度博士人材の育成と輩出が、少子高齢化が進む超成熟社会の発展の要です。

慶應義塾は本年4月に「博士課程教育リーディングプログラム」を開設し、大学院修士・後期博士課程5年間のカリキュラムの下で、高度博士人材育成を始めています。既設の修士課程へ入学した学生から、10名が選抜され活動しています。学生は多様な価値観を持つ理工・医療・政策・社会科学分野の教授陣や産官の人材が集うファカルティー環境(水飲み場)の下で、「超成熟社会発展のサイエンス」を学びます。教育コンソーシアムに参加する産官からのメンターや海外連携大学の教員から、社会の生の課題の提供を受け研究テーマに生かすかたちで、専門分野の枠を超え、社会でオールラウンドに個を生かせる人間力を鍛えます。「水飲み場」は海外大学への短期留学やコンソーシアム企業へのインターンシップなどへと、学生のキャリアを広げる出会いや助言の場ともなります。本プログラムの学生や教員研究者が、いつ、何処からでもその地理的空間を意識することなく教育と研究活動に参加できる環境を、クラウドコンピューティングシステムで実現してゆきます。
題字:福澤諭吉
題字:福澤諭吉
学生は経済支援を受け、多様で国際的な人脈に触れ、その後のキャリアと人生を2倍も3倍も豊かで実りあるものにできるでしょう。このプログラムで巣立つ博士人材が、骨太な専門知識と国際的な社会性や倫理性の気概を持ち、グローバル社会を牽引するトップリーダーとして、企業や行政の中で活躍する時代を拓きたいと考えています。

なお、本プログラムは文部科学省から京都大学・大阪大学とともに採択されたものです。加えて平成25年度から「グローバル環境システムリーダープログラム」が政策・メディア研究科と理工学研究科の連携の下、開始されます。ご支援をお願いします。

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