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[FRONTIER] 斯道文庫開設50年記念事業

2010/11/15 (「塾」2010年AUTUMN(No.268)掲載)

川上 新一郎(かわかみ しんいちろう) 附属研究所斯道文庫教授

慶應義塾大学附属研究所斯道文庫(しどうぶんこ)は、慶應義塾創立100年に当たって、麻生太賀吉氏(麻生太郎元首相尊父)よりその設立になる財団法人斯道文庫の蔵書を寄贈され、それを基に開設された研究所です。昭和35年に開設され、今年12月1日に50年を迎えます。本塾大学附属研究所の中では、古い歴史を持ち、規模も専任研究員6名と比較的大きいにもかかわらず、塾内の認知度は今一つと感じています。それは、名称の読みが難しいこと、また、名称だけでは何の研究所かわかりにくいこと、さらに、東洋古典書誌学という地味な学問の研究所であるためでしょう。

まず、場所は、三田キャンパス図書館旧館(重要文化財指定)の4階にあります。正面向かって左側面の入口から入って、エレベーターで上がります。本研究所には研究室などの施設とともに、約14万冊の和漢古典籍を含む蔵書があります。したがって、研究機関であるとともに、専門図書館の性格も持っています。念のため言いますが、本塾図書館の一部ではなく、別の機関です。

先に本研究所は東洋古典書誌学の研究所と言いましたが、これにも説明がいります。まず、東洋と言っても、日本・中国・朝鮮が対象で、西アジアやインドは含まれません。古典は古典籍で、古い書物を意味します。書誌学とは耳慣れない学問ですが、要するに、書物を対象とする学問です。古い書物を使って研究するには、内容を読む前に対象となる書物の資料価値をきちんと調べなければなりません。信用できないテキストによって研究しても、砂上の楼閣となるからです。そこで、その書物の古さや来歴などを物として調べることが必要です。その調べ方を確立しようとするのが本研究所の目的です。

開設50年を機会に三田キャンパスで書誌学展(11月29日より12月4日まで)を、最終日に記念シンポジウムを開催します。書物好きの方々のご来場をお待ちしています。

斯道文庫ホームページ
http://www.sido.keio.ac.jp/外部サイトへのリンク

斯道文庫開設50年記念事業一覧

・書誌学展
日時 2010年11月29日(月)~ 12月4日(土)9:30~16:30
会場 三田キャンパス図書館旧館大会議室

・講演とシンポジウム
「古典籍の探求—書誌学の世界」
日時 2010年12月4日(土)13:00~15:00
会場 三田キャンパス北館ホール

・記念出版
『書誌学参考図録』
 (勉誠出版近刊)A4判・カラー200頁
『慶應義塾大学附属研究所斯道文庫収蔵 浜野文庫目録解題』
 (汲古書院近刊)B5判・500頁
『建仁寺両足院蔵書 マイクロフィルム目録初編』
 A5判・100頁

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