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[FRONTIER] 「病学連携」としての外国人看護師候補者支援

2010/08/23 (「塾」2010年SUMMER(No.267)掲載)

野村 亨(のむら とおる) 総合政策学部教授
杉本 なおみ(すぎもと なおみ) 看護医療学部教授

外国人看護師候補者受入に関する「病学連携」モデル
アジア諸国政府間との経済連携協定により、外国人看護師候補者(以下、候補者)が多数来日し、各医療機関では、手探りの異文化協働が進んでいます。そこで私たちは、候補者および受入側の日本人職員双方を対象とする異文化協働支援プロジェクトを開始しました(右図)。

「対日本人職員異文化協働支援」では、受入機関の一つである済生会横浜市東部病院の日本人職員を対象に、異文化トレーニングを実施し、異文化協働に関する助言や介入を行っています。

「対外国人看護師候補者適応支援」は、3つのサブプロジェクトに分かれます。まず、インドネシア語の通訳や説明により異文化協働上のトラブルを未然に防ぐ【教員による直接支援】があります。

鎌倉でのお花見散策
鎌倉でのお花見散策
インドネシア語による給与体系の説明
インドネシア語による給与体系の説明
さらに、「サービス・ラーニング」(奉仕活動を通じ、教室内で得た知識を地域社会の問題解決に役立てると同時に、実践能力を伸ばすこと)として、【マレー・インドネシア語履修学生との交流会】と【看護医療学部生との国家試験受験対策勉強会】を行っています。

総合政策学部・環境情報学部の学生が参加する【交流会】では、候補者と学生が、雛祭りやお花見などの季節行事ごとに交流し、候補者の日本への適応を助けるとともに、インドネシアに関する生きた知識や能力を得ます。

看護医療学部4年生を中心とする【勉強会】では、国家試験の受験勉強を手助けします。これは同時に、自らも国家試験受験を控える4年生にとって、格好の復習機会となっています。

よりよい医療を提供するために、「病院」と「診療所」が連携することを「病診連携」といいます。これに倣うなら、よりよい異文化協働を目指して「病院」と「大学」が連携する本プロジェクトは、さながら外国人看護師候補者受入に関する「病学・連携」の先駆的事例になるかと思います。
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