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[FRONTIER] 就職?それとも学生起業?—田舎会社東京支店—

2009/11/30 (「塾」2009年AUTUMN(No.264)掲載)

山上 文香(やまのうえ ふみか) 法学部政治学科4年

2009年6月、私は縁もゆかりもない北海道で起業しました。人生って本当に何が起こるかわかりません。これからきっとたくさんの時代の変化が待ち受けているのでしょう。でも私は、どんな変化にも対応できる自分でありたいと思っています。

起業のきっかけは、3年生のときに履修していた「ジャーナリズム総合講座」に講師として来られた社会起業家の第一人者、片岡勝さんのお話でした。片岡さんの活動は、地方の問題を解決し、それをビジネスにつなげて雇用創出をすること。正直、私にはその仕組みがよく理解できませんでしたが、全国各地での活動事例はなんだかとても面白そうでした。講義の最後の「インターンをやってみろ!」との呼びかけに私も含め、何名かの学生が応募してしまいました。

その後、夏休みに島根県の吉田屋という旅館で7日間、合宿生活のような雰囲気のインターンを体験しました。そこには、旅館が経営する農場もあり、初めての農業を経験できました。慣れない作業はとても大変でしたが、生きる原点のようなものを感じられる気持ちの良いものでした。

夏休みが終わり、周りは就職活動の時期。そのまま就職活動をすることに疑問を持っていた私は、首都圏の学生数人と一緒に、「田舎会社東京支店」を始めました。「田舎会社東京支店」は、全国各地で地域の問題解決の活動をしている田舎会社グループの東京支店として、地方の問題解決のために東京からできる貢献をしていくことを目的にしています。食料自給率の数字の謎を解くプロジェクトや、地方のリアルな情報発信をするイベント開催など、メンバーそれぞれの興味に基づいたプロジェクトを進めてきました。結局、リクルートスーツは一度も着ることなく、さまざまな地域にいる同世代の社会起業家の職場を体験し、札幌でネット・アイという株式会社を設立。情報を活用して想い(愛)をつなぐ、というような気持ちで命名しました。今年の4月からは、起業準備をするとともに、週の前半は三田キャンパス、後半は札幌という生活になっていきました。札幌から車で1時間の南幌町で、約2ヘクタールの広さの農園経営も始めました。

幸い時代のニーズに押されて仕事も順調、忙しい毎日です。ここでの仕事は農を軸とした社会づくり。生産—加工—流通—販売—消費という流れを、ITを活用したネットワークを利用して作り、そこからマージンを得るのが仕事です。最近、北海道で自動車教習所にも通い出しました。教習所へ行き、農作業をし、パソコンに向かい、仲間と議論をする。社長になった私の毎日はとても充実しています。

全国各地で地域の問題解決に取り組む田舎会社グループに興味のある学生の方は、ご自分の将来への夢をメールで送ってください。お待ちしております。
mottainai@kitanodaichi.jp

田舎会社東京支店のHP:
http://www.lets.gr.jp/egao/外部サイトへのリンク
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