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はじめに

慶應義塾のシンボルをさらにご愛用いただくために

慶應義塾は1858年の創設以来、長年にわたりわが国を先導する私学として、慶應義塾社中だけにとどまらず、広く日本や世界の人々に愛され、親しまれ、信頼を獲得してきました。いま慶應義塾は社会に開かれた学塾として認知され歩み続けています。一方、こうした「ブランド」を維持し、将来に向けて更にその価値を高めていくためには、現在の評価に甘んじることなく、一層の努力や前向きな行動が必要となります。
慶應義塾には視覚的に表現し伝達する「シンボル」として、「ペンマーク」「エンブレム」「三色旗」の3つがあります。これらのシンボルには、慶應義塾の建学精神やこれまでの実績が自然と蓄積され、一目見ただけで私たちの価値が想起されるような強い存在感と発信力が既に備わっています。そして、これらのシンボルは、塾員、塾生、教職員をはじめとする慶應義塾に連なる人々の誇りの源泉となっています。

2008年、創立150年という節目を迎えるにあたり、これらのシンボルをさらに多くの方々にご愛用いただくために、 2005年6月に慶應義塾の視覚表現=VI(ビジュアル・アイデンティティ)を整備し、本VIガイドラインにまとめました。

慶應義塾の価値を毀損することなく発展させていくためにも、このガイドラインに掲載されている使用方法を参照され、効果的にシンボルを活用してください。

ガイドラインの作成方針 ~シンボルを活用する際のガイド役(指針)として

ペンマーク、三色旗、大学紋章(エンブレム)は、少数の有志の愛用に端を発し、時とともに慶應義塾全体に広まり、後に慶應義塾のシンボルとして公認・制定されたという背景があります。

本VIガイドラインの整備にあたり、塾生・塾員自ら主体的に新たな時代を拓いて行こうとする気風を、慶應義塾のアイデンティティとして継承していきたいと考えました。したがって、本VIガイドラインは、シンボルマークの活用を支援・サポートするための「ガイド役(指針)」として作成しています。

本VIガイドラインは、過去にシンボルを利用してデザインされた印刷物等に影響を与えるものではありません。今後、新たにご利用される際には、ぜひ本VIガイドラインをご活用ください。

本VIガイドラインを参考に、シンボルがさらに多くの方々に愛用されることを願ってやみません。

ガイドラインの整備 ~ブランドマネジメント活動の一環として

慶應義塾のブランド価値のさらなる向上を図るため、ブランドマネジメント・プロジェクトがスタートし、本VIガイドラインの整備をその第一歩と位置付けました。ガイドライン作成に際しては、マーク等の運用状況および使用意識を確認するために、各アイテムの視覚監査(使用実態調査)とアンケート調査を実施しました。

また、慶應義塾のあるべき姿を検討・確認しながら、VIの基本デザイン(基本デザイン要素+基本デザインシステム)の整備を行いました。

※基本デザイン要素:
シンボル、ブランドカラー、サポートエレメント、書体など、
VIを構成する基本的なデザイン要素

※基本デザインシステム:
シンボル、ブランドカラー、サポートエレメント、書体など、
基本デザイン要素の組み合わせ方法

ガイドライン作成に伴うデザイン整備 ~基本デザインシステムの4つの視点

ガイドラインの作成にあたっては、これまで使用されてきた、名刺・封筒・レターヘッド、印刷物、ウェブサイト、屋外サイン等、多様なメディアにおける運用・展開状況を、「再現性」「視認性」「持続性」「利便性」の4つの視点からそれぞれ確認し、さまざまな環境・媒体において適切なデザイン表現ができるよう、色と形の精緻化を行いました。

◎再現性
印刷物、ウェブサイト、看板サイン等、さまざまな環境・媒体において、 同品質の色、形の表現ができるかどうか。

◎視認性
名刺、封筒のような小さなスペースでも形が潰れないかどうか。また、看板サインのように大きなスペースでは、遠距離からでも、しっかりと伝達できるかどうか。

◎持続性
長きにわたり使用されるシンボルとして、時間と共に風化しないデザイン表現であるかどうか。

◎利便性
誰でもデザインの美しさを崩すことなく使用できる、扱いやすいデザイン表現であるかどうか。

また、デジタル化が進み様々な形態で活用されるようになってきた書体については、これまで特に方針を定めていませんでしたが、推奨という位置付けで書体を提示しています。

さまざまなアイテムへの展開方法

本VIガイドラインでは、VIを構成する基本デザイン要素と基本デザインシステムについて、さまざまな展開を想定したガイドラインを構築しています。
また、巻末には、名刺や封筒などの個別アイテムへの展開イメージについても一部掲載していますので、使用目的やアイテム作成意図に合わせてご活用ください。
 
 
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