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塾長メッセージ

学問による貢献
塾長 清家 篤
慶應義塾は1858年、福澤諭吉によって創立されました。封建の江戸時代に生まれ、幕末に慶應義塾を創立し、近代国家として歩みはじめた明治の日本の知的指導者となった福澤は、そのような激動の時代を生きた同世代人を、「恰(あたか)も一身(いっしん)にして二生(にしょう)を経(ふ)るが如く」と表現しています。まるで一人の人間が二つの人生を生きたような、大きな変化だったということです。

今日の私たちもまた、大きな変化の時代を生きています。たとえば社会の基本をなす人口構造について見れば、今年大学を卒業する大学生が生まれた頃には、65歳以上の高齢者は総人口の10人に1人を超えたばかりでしたが、今日ではもう4人に1人が高齢者の社会になろうとしています。そして今年の大学の卒業生が働き盛りの40代になる頃には人口の3人に1人、その人たち自身が高齢者の仲間入りをする今世紀半ばには5人に2人が高齢者となります。まさに人口の構造がピラミッド型から逆ピラミッド型に近い形にまで変わるような、大変化の時代となります。

大きな変化の時代には、過去の延長線上でものを考え、問題を解決することは難しくなります。新しい状況を自らの頭で理解し、その理解にもとづいて問題を解決することが求められます。考えるべき問題を見つけ、その問題が起きる理由について自らの考えをまとめ、その考えが正しいかどうか客観的に確かめて結論を導き、その結論にもとづいて問題を解決するということです。これは学問の方法にほかなりません。

福澤が「一身にして二生を経る」と言ったような大きな変化の時代に、学問の大切さを強調したのはそのためです。大きな変化の時代であればあるほど、学問の重要性はますます高まってきます。私ども慶應義塾は、何よりも学問を大切にした創立者福澤諭吉の考えにもとづき、学問によって自ら考えることのできる人材を育て、学問を深めて社会に新たな叡智を与え、学問にもとづく医療などの実践活動を行うことによって、社会の進歩に貢献していきたいと考えています。


慶應義塾長 清家 篤


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